ポケットのないお母さんカンガルーがいたという突拍子もない発想が楽しいです。子供をポケットに入れてやれないので涙をぽろぽろ、というところが愛情にあふれています。我が家の子供たちもこの本が気に入っていますが、親にとってもとても共感できます。子供は早く歩けないから待っていないといけないし……その気持ちもわかります。何とかしてやろうとお母さんは努力します。こういう積極的な問題解決と勇気も、ぜひ子供たちには学んでほしいと思います。いろんな人に尋ねること、勇気をもって行動すること、そうすればきっと周囲も協力してくれて良い結果になるんですね。