とても心優しいにわとりちゃん。
雪の降る日、そんなにわとりちゃんの家に迷子のこぎつねくんがやってきます。
きつねはにわとりを食べるものですから、周りの大人たちは忠告をしますが、にわとりちゃんはこぎつねくんを見捨てることなんてできません。
二人が友情を育んでいく様子に、心がぽかぽかと温かくなります。
常識や先入観にとらわれていない子供たちに、ぜひ読んで欲しい一冊です。
表の見返しには雪の中をやってくるこぎつねくん、裏の見返しには日の光の中を帰っていくにわとりちゃんが描かれているのですが、うっとりするようなきれいな絵です。