このお話、題名から想像する内容とはちょっと違っていました。幼稚園の風景はまったく出てきません。
幼稚園に通い始めた男の子のおうち(の小屋)に住む動物たちの目線で物語が進んでいきます。
毎朝遊びにきてくれる男の子が、今日は待っても待っても来てくれない・・・どうしてだろう?窓の外を気にしながら心配する動物たちの姿がとってもかわいいです。
幼稚園から帰ってきた男の子はすぐに動物たちのところへ行き、幼稚園でおそわったことなどを話してきかせたり歌をうたってあげたり・・・。
夕飯の時間まで動物たちと一緒にすごす男の子・・・動物たちのことが本当に好きなんですね。
そしてこの本で私が一番感じたのは、動物たちの方も男の子のことを大好きでたまらないということ。
この本の中では、動物どうしは話ができるけど、男の子と動物は会話ができているわけではありません。でも心がつながっているんです。私はそこのところが好きです。
入園したばかりの娘は、タイトルから幼稚園生活の本を期待したのか、最初は反応がイマイチでした。でも動物も大好きなので、読み終わった後は動物のなきごえを真似したりしていました。
動物好きさんにオススメです。