翼を持っていなかったチコは、ある時金色の翼を手に入れます。
すると、今まで優しくしてくれていた仲間たちは、チコが金色の翼を見せびらかしているのだと、妬み、仲間外れにします。
寂しくてたまらないチコは、困っている人たちに出会い自分の羽を差し出し、売ってお金にするよう言います。つらい思いをしたチコは、人の痛みがわかるのでしょう。
金色の羽を抜いた後には、たちまち黒い羽が生えて、最後には、黒い翼の鳥になりました。
すると、仲間の鳥たちは、自分たちと同じになったと、チコを歓迎するのですが。。
見た目が違うだけで、仲間に入れてもらうことが出来ず、同じ見た目になったら、態度が急に変わることにチコは疑問をいだきます。
翼の色は変わったけど、心の中は変えられない。のだと。
最近、人と接することが増えて、見た目で判断されてしまうということについて、とても実感することが度々あり、なんだか心に響きました。
本の中に出てくる気が、ページによって変わっていますが、どの木も葉っぱ1枚1枚丁寧に描かれ、とても美しいです。