『何がやってくるんだろう。』
という思い、そして、表紙に描かれた、かたつむり、なめくじ、かえるが、あまりにも可愛らしく、色遣いも、緑一面で鮮やかで、ついつい惹かれて手にとってみた一冊。
かたつむりのぺとぺと、なめくじのぬるぬる、そしてかえるのびょんびょんは、何かがやってくるのを楽しみに待っています。でもそれは、なかなかやってきません。もう、大変なことになってしまいます。
登場するのは、どれもぬるぬるした肌触りのもので、ちょっと苦手なタイプですが、そんなことを忘れて、いっしょになって心配し、そして喜びを感じることができます。
外で遊べなくなるからと、子どもたちには好まれない雨の日ですが、その雨が必要な生き物もいること、そして、私たちにとっても必要な雨の存在を、あらためて気付くことができました。
もうすぐ梅雨の季節、ぜひ、子どもたちと一緒に読んでみたいと思いました。