チリの作家の絵本なんて、もしかしたら初めて読みました。
とても繊細で、素敵なイラストでした。
いわゆるインディオ系の原住民らしい女の子と、
大きな川のむかこう側に住んでいる、移民してきたらし白色人種の男の子とが、
あることをきっかけに友達になり、
いつか、その真ん中に流れている大きな川に橋をかけたい。
というしんしんと胸にくるような素敵なお話でした。
最近たまたまお話会で、似たような(中国だったかな〜?の)昔話を聞いたところだったので、なんだか縁があるなぁと、思いました。
細かい事情や設定は一切描かれていませんが、そのそっけなさが、かえって想像力をかきたてられた気がします。
特に後ろから3ページ前のイラストが私は好きです。
川の両岸で、お互いに橋を作るためのブロックを置いているところ!
ちょっぴり、大人っぽいエッセンスが入っている気がするので、読んであげるなら高学年くらいがいいかもしれません。