ドッテテドッテテ、ドッテテド
ドッテテドッテテ、ドッテテド
でんしんばしらが あるきだす。
恭一が見た光景は、いったいなんだったのでしょうか。
線路のわきの電信柱が、行進をしてくる。あっちからもこっちからも、色々なスタイルで歩いてくる。なかには、疲れてうまく歩けなくて、周りからせっつかれているのもいますが、それぞれの表情に、その気持ちがよく表れています。一瞬にして姿を変えるところも、見逃さないでくださいね。
実際にはあり得ないことでも、本当はこうなのかもしれないと思いながら、リズミカルな歌声を口ずさみながら、楽しく読むことができました。