子どもに自信を持たせてやれる親は、えらいと思う。
ついつい、欠点ばかりに目がいって、ここを直しなさい、こうしなさい、こんなところがよくない、といけないとこばかりに目がいってしまうものだけど、この絵本に出てくるとうさんおおかみは違う。
今できないことを決して責めたりはしないのです。
いろんなやり方があるということ、けして、みんなと同じでなくてもよいということ。
そして、今出来なくても、大きくなったら必ず出来るようになるんだよ、ということを教えてくれる。
小さなどんぐりの実も、やがては大きな木になるのだと教えてくれる。
子どもは、自分に自信がわいてくるでしょう。
元気がわいてくる絵本です。