この絵本は、読み聞かせの前に、子供が自分で読んでいたようです。
読み始めると
「これね、出てくるの。出てくんの」と一生懸命言い出しました。
何が?
「かっかっかまきりとか…」
なんでそんなに詰まったようなしゃべり方なんだか、と読み進めると、おお、なるほど。
昼寝中のカエルくんを狙って、さまざまな生き物が出てきます。
それも、かならずドバーンと出てくるのではなく、最初は体の一部分だけを出して、次のページで正体をあかす、という、
ああ、宮西さんらしいお話だな、という絵本です。
これが、息子にとっては、ちょっとサスペンスらしい。
ちょっとカエルくん気分になりきってしまいましたか?息子ちゃん。
でも、こういうスリルの連続の絵本はうけがよいようです。
また、宮西さんの絵が実に巧妙ですねえ。
ユーモラスこの上ありません。