じっくりと眺め読みした4歳半孫娘、最後に、カバー裏作者紹介の写真に見入った後、私に、「この本、この子たちが書いたんだよ」と持ってきました。
下段には、「写真は、著者の幼稚園・保育園時代のものです」と小さくかかれているのですが、むろんまだ漢字は読めません。
そうかと言いつつ最初から一緒に読み始めました。
読み手の私も、聞き手の孫娘も、1ページ1ページの名場面に引き込まれながら、緊迫感のある濃縮された一編のドラマを堪能した、といってよいでしょう。
特に、ラストページは、思いやる心、友情の芽生えを感じさせる文と絵で、ここちよい余韻を残してくれました。
さて、その後、先の「写真は、・・・」を読むと、孫娘前言を修正していわく、「この子たちが小学生のときに書いたんだ」そうな。
どうも孫娘にとって、本文はもとより、作者の子ども時代の写真が気になった1冊でした。