絵本に有吉佐和子さんの作品があるのを偶然みつけ、また秋野不矩さんの絵の美しいのにひかれて、読みました。
子どもの信じる力の強いときに読むのが一番だろうけれど、秋野不矩さんの絵と有吉佐和子さんの語りに引き込まれて、とおい昔のうつくしい世界にすっと入っていけました。
母に守られ、仏に守られるままに、ひめの運命はとんとん拍子に動いていくけれど、母や仏への恩を忘れていないのが最後に語られて、こんな姫だからこそ出会いにも恵まれたんだろうなと。うつくしい伝説が語り継がれるほど愛されたひめだったんでしょうね。