我が家の年長児、年中児は恐竜が好きで、恐竜関係の本やテレビ番組が好きですが、科学的なものは難しいのが難点です。この絵本は単純でありながら、十分に科学的です。化石を見つけたら、つるはしで掘って、石膏で固めて、博物館に運んで、クリーニングして組み立てる……その順序がわかります。もちろん、骨がごろんと転がっていたり、全身の骨格が1つ残らずパズルのように合ったり、絵本らしいところもありますが、顕微鏡で何やらのぞいている人が描かれていたりして、リアルです。何よりも「ほね、ほね」と探し回る人たちの執着心?ひたむきき?みたいなものが感じられて、笑えてきます。でも、やっぱりそこまでしなきゃ化石なんか見つかりませんよね。がんばれ!