ページをめくるたびに、子供がゲラゲラと声を上げて笑います。私も一緒に笑ってしまいます。大きな手のねこに、いろいろな動物が三角のおにぎりにされてしまうのです。文章はすくないのですが、声に強弱をつけて読むと面白さが増します。ねこが他の動物の顔をにぎるときの「ぎゅー」は力をこめて、にぎられた動物の「なにするのー」は弱々しく読みます。最後は「山」もおにぎりにされてしまうのですが、このページになると子供はまじめな顔になって「山は最初から、三角なんだよー」といいます。けっこうしっかり見ているんだな−と思いました