この作品は、小学校高学年くらいから、中・高生や大人向きかな?って気がします。
アトリエにやってきたきつねとの不思議な交流のお話です。
作者と画家が違うので、このお話が実際にあったことではなくフィクションなのだと思いますが、淡々とした日記のような文章の綴り方なので、本当にあったのではないかと錯覚してしまいそうです。
この作品の画を描いているギ・セルヴェの絵柄がとても話の雰囲気に合っていました。
特にきつねの姿はどのページを見ても、すごくたくさん書きだしたデッサンの中で、選りすぐりの姿かたちを画面にあててくれた、という感じがしました。(子ぎつねがめっちゃ可愛いです)
動物の好きな人、絵の勉強をしている人などに、特にお薦めしたい作品です。