ふたりの箱」 ヒラP21さんの声

ふたりの箱 作・絵:クロード・K・デュボワ
訳:小川 糸
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,320
発行日:2010年09月
ISBN:9784591120392
評価スコア 4.25
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  • 大切なものを入れる箱

    大好きなお父さんが家を出て行ってしまう。
    出て行ってしまうことに腹を立てた娘のジュリーが父親に投げつけた言葉は、「お父さんなんか、大っきらい」「もう二度と会いたくない…」。
    二人は自分の思いをそれぞれの箱に封じ込めました。
    何のための「離婚(?)」だったのだろう。
    父親に彼女ができたわけでもなさそうだし、母親に彼氏ができたのでもなさそうだし…。
    お父さんの悲しみが切々と伝わってくるのに対して、お母さんの存在感があまりないことも気になりました。
    お父さんに対する思いがこれほど強いのは、お母さんに対する不満もあったりして…。

    『ふたりの箱』というタイトルが素晴らしいのですが、現代は「ふたりの歴史(?)」。
    どちらにしても父と娘の絆をテーマにしたお話です。

    こんな親子関係に憧れるけれど、お母さんがお父さんにとって何だったのか、そんなことも考えさせられました。

    デュボアさん。
    話の深さを、オブラートに包んだような絵なので、心の中で溶けてきましたよ。

    投稿日:2012/08/16

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