このシリーズ作品は、見返しから見事に美しい風景が描かれていて、読む手も急ぎます。
今回は、町に出かけるんですね。
初めに入った糸屋さん。
もう、ここからカラフルで綺麗な店の様子に、うわぁ〜って、声が出ます。
糸を買い、二人のサイクリングは続きます。
林を抜けるとそこは、古い町。
お店屋さんがたくさんあります。
織物屋さんに立ち寄った二人は、買った毛糸を追ってもらうことに。
この機織りの音もまた素敵。
パッタポン パッタポン・・・パッタポン
あ〜、そう、こういう音ね〜と耳に残ります。
素敵なマフラーが、編みあがり帰ろうかと思っていたら、路地の向こうから誰かに呼ばれたような気がして、・・・・・・。
立派なお屋敷にたどり着き、招き入れられごちそうになったあのスープ。
さぞや美味しいんだろうなぁ〜とため息。
お庭の方から聞こえるあの呼び声。
なんと、小鳥の一家の赤ちゃん誕生パーティーに誘われていたのでした。
素敵なエンディングに大満足でした。
パタリと絵本を閉じると後表紙にまだお話が続いていました。
とにかく丁寧な描き方にため息が出ます。
どこもかしこも隅々、詳細に描かれています。
小さいもの細かいものにも目が行く子どもたちにとって、魅力的な作品であること間違いないです。