冬ごもりの季節。クマのくんちゃんは、南へ飛んでいく鳥を見て、自分も行ってみたくなります。
丘の上の大きなまつの木を目印にして出発するくんちゃん。
丘まで登ってみて、お母さんにキスをしに戻ったり、遠くに飛んでいったとりを見るのに双眼鏡を取りに戻ったり、双眼鏡から見た湖で釣りをするために釣竿をとりに戻ったり・・・
行ったりきたりするくんちゃんをやさしく見守るおかあさん、「やらせてみなさい」と送り出してくれたおとうさんた、あったかくて大きいなと思いました。
こどもは2歳ちょうどくらいのときに読み始めました。くんちゃんくんちゃんと言ってはこの本を選んでくるお気に入りの1冊です。