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2008年12月26日

絵本ナビShop 年末年始の営業ご案内

本年も絵本ナビShopをご愛顧いただき誠にありがとうございました。
当店では、Webからのご注文につきまして、年末年始も休まずにお受けいたします。
ただし、配送およびお問い合せにつきましては、下記の通りとさせていただきます。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。

●年末年始の配送について

 ・年末年始のご注文および商品出荷につきましては、
  弊社および出版社・メーカーが休業のため、商品確保などの都合上、
  通常よりもお届け、およびご案内にお時間がかかります。

 ・在庫がある商品につきましても、12月29日以降のご注文につきましては、
  1月5日以降、順次発送とさせていただきます。

 ・12月27日、28日のご注文につきましては、「原則翌営業日発送」と表示された
  商品のご注文のみ12月29日に発送させていただきます。
  「原則1~7営業日発送」と表示された商品のご注文につきましては、
  1月5日以降、順次発送とさせていただきます。

 ・「お取り寄せ」「予約」商品は、お届けまでに通常よりお時間を要する
  場合がございます。

●年末年始のお問い合わせについて

 【メールでのお問い合わせ】
  ・12月27日から1月4日までにいただいたメールにつきましては、
   1月5日以降順次返答させていただきます。

 【電話でのお問い合わせ】
  ・年内は12月26日までの営業とさせていただきます。
    12月25日まで・・・10:00~17:00 ※12:40~13:40除く
    12月26日  ・・・10:00~16:00 ※12:40~13:40除く
  ・12月27日から1月4日まで、業務を休止させていただきます。
  ・年明けは1月5日の営業となります。
     1月 5日  ・・・10:00~15:00 ※12:40~13:40除く
     1月 6日以降・・・10:00~17:00 ※12:40~13:40除く

「したのすいぞくかん&したのどうぶつえん」あきびんご原画展

ブックハウス神保町さんよりイベントのお知らせです。

◆「したのすいぞくかん&したのどうぶつえん」あきびんご原画展

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したのどうぶつえん」       「したのすいぞくかん
作・絵 あきびんご  くもん出版


■イベント内容:
大人気だじゃれ絵本「したのどうぶつえん」に続く待望の第二弾「したのすいぞくかん」発売記念原画展を開催します。 
だいこんぶ・・ らっかせいうち・・・ したのすいぞくかんはおかしな生物でいっぱい?!
楽しい絵本です。

●直筆水彩画や染付皿などオリジナルグッズを特別販売します。
1月17日(土)14時からあきびんごさんおはなし会&ワークショップ開催しma
す。 一緒に絵を描いたりだじゃれを作ったりして遊びましょう。
●期間中 「ブックハウスだじゃれコンテスト」を開催。優秀者には「あきびんご賞」として先生からのコメントをつけてお返しします。


■会期:
2009年1月4日(日)~1月20日(火)

■定休日:
毎週水曜日(祝日の場合は翌日休み)

■時間:
午前11時~午後6時30分

■会場:
ブックハウス神保町ギャラリー (東京メトロ・都営地下鉄神保町駅 徒歩1分)

■入場無料:
関連URL:http://www.bh-jinbocho.jp
詳細はブックハウスまで。こちら>>>

2008年12月16日

「くれくれくまちゃん」読み聞かせ・塗り絵会

イベントのお知らせです。

◆絵本『くれくれくまちゃん』読み聞かせ・塗り絵会

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くれくれくまちゃん
作・絵: ディヴィッド・ホーヴァス


■日時:
2008年12月18日(木)   1回目/16:00~17:00
                2回目/17:00~18:00

■会場:
TSUTAYA TOKYO ROPPONGI 1階 児童書コーナー

■参加方法:
入場自由・無料

入場者全員に、くれくれくまちゃん塗り絵シートをプレゼント。
ぜひご参加ください。

2008年12月12日

クリスマスのお届けについて

 次の商品は12月24日(水)までにお届けいたします。
   ・「原則翌営業日発送」の表示のある商品 かつ
   ・12月22日(月)午前7時00分までにご注文完了の商品

<ご注意ください>
 ※12月18日以降のご注文については、クリスマス配送の日時指定は承れません。
   ご注文受付後、順次発送いたします。
 ※道路状況、および配送業者(ヤマト運輸)の混雑により、お届けが遅れる場合がございます。
 ※出荷時の商品の状態により、発送が遅れる場合がございます。

 ※以下の場合は、上記期日までにご注文いただきましても、
   12月24日(水)までのお届けのお約束ができかねます。あらかじめご了承ください。
    ・「原則1~7翌営業日発送」の商品が含まれている場合
    ・同一タイトルの商品を複数ご注文いただいた場合

 ※以下の場合は、上記期日までにご注文いただきましても、
   12月24日(水)までのお届けができません。
    ・お届け先が離島の場合
    ・メーカー直送品
    ・お取り寄せ・予約商品

2008年12月09日

川端誠さん落語絵本シリーズ最新刊発売記念!
「落語絵本 制作のひみつ」ブログ第二回

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このブログ1回目のあと、「みなさんからのお声」がたくさん届き、川端さんともども感激しながら、読ませていただきました。ありがとうございます!!
川端さんへのご質問の回答は、ブログのスペシャル版として、まとめてご紹介します。
いくつかは、今回の記事のなかで、なるほど!と納得していただけることもあるかも。

前回は、新作のダミー完成までのご紹介でした。こちら>>>
さて、その続きを。

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● 口調のよさは、「落語絵本」ならでは

川端さんからダミー(原寸見本)を手渡され、
最低3回は声に出して読んでみて、と、いつものようにお達しがあります。
声に出したときの言いまわしのよさは、落語絵本ならでは! 
川端さん自身は、噺家もかくや! というほど、からだに落語の口調がしみこんでいます
(そういえば、落語家になりたい!思ったことは? というご質問もありましたよ)。
いろいろお聞きしてみると、一字一句のちがいで、登場人物の性格や状況が変わってくるのに驚きます。よくよく吟味されたことばゆえに、落語絵本は読んでも、聞いても、ノリがいいのです。


● 新作は、「お正月」を祝う縁起のいい噺

新作のタイトルはまだ、おあずけとして・・・「お正月」にちなんだ噺です。
主人公の八つぁんが、ご隠居、大家、お寺、棟梁、師匠と、町内のおなじみさんの家々へ、「年始まわり」に出かけます。それぞれの家の雰囲気、部屋のしつらえ、お正月を祝うかたちが描きどころ。


● いよいよ、原画を描きます

まずは、原画を描く前の下準備。用紙に、トンボを引き(印刷用のサイズをしめす線を描く)、
お手製のキャンバス(川端さん、大工仕事が趣味なのです)に貼っておきます。
画面の構図、登場人物の造形も、この段階までに決定します。
今回の主人公・八つぁんは、棟梁のもとで働く大工職人。ちょっと間が抜けてはいるものの、ひとがよくて、実直で、仕事の腕はたしか・・・そんな雰囲気が出るように、がっしりした体格で、丸顔で、大きな目と、相成りました。
(1回目に掲載したラフスケッチと、今回ご紹介する絵を比べてみてください)


えんぴつで下絵を描いたあと、塗りはじめます。最初は、背景などの大きなスペースから。
ごくごくうすい色をはじめに塗り、何度か塗り重ねていきます。
次は、人物です。着物の色や柄や、顔色の違いにも性格があらわれてきます。それぞれの基本の色、影になった濃い色など、段階的に色をつくっていきます。

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▲ 絵皿の一部と、この作品のためのオリジナル色見本です。


絵本1作に全15画面ありますが、1枚ずつ完成させていくのではなく、同じ人物の着物の地、柄、肌・・・と、同じ絵の具をつかうところをどんどん塗っていきます。


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▲ 初公開! この筆1本で、描きすすめます。

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▲ この気迫! かの棟方志巧を彷佛とさせる!?
首にコルセットをして描くと、肩のコリや腕の疲れが少ないそう。


次に、製作中の絵も、本邦初公開します。どの画面も、未完成です。
実際に本ができあがったら、ぜひ、比べてごらんください。

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▲ 八つぁんです。
正月ですから、髪結いにもいき、半纏もおろしたて。

右手にあるのは、川端さん所蔵の『はつてんじん』。
新作の絵のなかに、親子で特別出演です!
金坊ととうちゃんは、みなさんにお聞きした「好きなキャラクター」でも、
いちばん人気でした。


● 落語絵本の絵の、ひ・み・つ

みなさんから、「細かなところも描き込まれていてすごい!」とか、「時代考証はどうしているの?」といったお声が多くありました。
そこは、なめるように絵を読む「図鑑少年」時代から、川端さんお手のもの。
仕事場には、いろんな資料があります。今回活躍したひとつが、十数年前に刊行された正月特大号の雑誌。

ほかにも、旅行先の江戸村で撮った写真が、家並や人物のいでたち、ポーズの参考になったりもしています。気になることは徹底して調べ、資料を探しまわることもしばしば。
川端さんから、じつは・・・という告白があります。

「はじめの頃は、子どもの着物の肩上げなんか、よく知らないで描いてた。
ちゃんと描けたのは、『いちがんこく』からだよ」

そうしたチェックは、編集の仕事なのですが・・・恥ずかしながら気づきませんでした。

落語絵本シリーズはどの巻から手にとられてもよいのですが、巻数で並べてみると、川端さんの絵の変遷も見えてくるのです!


● 落語絵本は、江戸時代の「生活図鑑」

「落語絵本は、江戸の暮らしを伝える図鑑でもある」と川端さん。
時代のなかで消えてしまう言葉や風俗・文化があれば、時代を越えても変わらない人情や生き方などもある・・・。おおいに笑って絵本をたのしみながらも、なにかを感じとったり、知らないうちに記憶に刻まれていくことがあるはず。

よく、子どもに落語や落語絵本は難しいのでは・・・? というおたずねがあります。
そのお応え代わりに、ちょうど届いたおハガキを紹介させてください。
4歳のNTさんとおかあさん、親子で『ときそば』を気に入ってくれたようです。

「後日・・・おかわりは? ときいたら、
『もういっぱい、といきたいけれど、ねるまえだから、よしとくよ。すまないねえ』
と言われました!」

『ときそば』をご覧になった方にはおなじみの、あのひとのセリフです。

さて原画制作は、このあと、今回の噺のキモである、正月飾りや掛け軸が描かれます。川端さんの見事な職人技、また次回をおたのしみに。


「落語絵本 制作のひみつ」ブログ第一回はこちら>>>

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