
空に現れる「くも」。大きな空を悠々と歩くその姿を女の子はいつも見つめています。晴れの日、雨の日、夕暮れどき、嵐の夜……、くもはなにを考えているのかなあ、楽しいのかなあ、ともだちになれるかなあ、と。 雲を見つめる女の子のモノローグで綴られる一冊。この本を読んだ後に、雲の見え方が少し変わるかもしれません。

『たまごのはなし』や『さかなくん』などのしおたにまみこさんの作品ということで、読みたいと思いました。
「くもと目があったことがありますか」と問いかけから始まる、心のつぶやきのような詩。
人の形に似たくもが街中を進みます。
不思議で美しいイラストと、軽やかな文章が心地よい作品。空を見上げて雲の子を探したくなりました。 (クッチーナママさん 50代・ママ 女の子21歳、女の子18歳、男の子15歳)
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