\ 生活の困りごと・不安を解決! /
自閉スペクトラム症(ASD)の人が抱える日常生活での不安や困りごとは、彼ら彼女らが持つコミュニケーションの特性によるところが大きいと考えられます。
本書では、ASDの人への標準的な支援法である応用行動分析や合理的配慮に基づき、主に「理解」や「表出」といったコミュニケーション行動に焦点をあて、著者が開発した「不安を解消するための7つ道具」を用いた支援法を紹介します。
事例を元に、支援のためのアセスメントから「道具」の選定及び作成、活用方法を、豊富なイラストとともに詳しく解説します。
■推薦! 井上雅彦先生(鳥取大学大学院医学系研究科教授)
「ASDのある子どもたちとのコミュニケーションを円滑にする道具が、わかりやすくイラスト化されており、すぐに役立つ内容が満載です。療育や支援に携わるすべての方にお勧めします。」
■目次構成
第1 章 応用行動分析からみたASDの人への合理的配慮
第2 章 ABCモデルと7つ道具
ASDの人のコミュニケーションを支援するABCモデルと7つ道具
レベルA 本人に伝わっていない場合 理解の道具
レベルB 本人からうまく伝えられない場合 意思表出の道具
レベルC 動機づけと社会性の問題 動機づけと社会性の道具
第3 章 ASDの人の不安を解消する7つ道具
道具1 部屋の環境調整
道具2 予定や変更の見える化
道具3 活動の終わりの見える化
道具4 活動のやり方の見える化
道具5 コミュニケーションの見える化
道具6 行動の結果の見える化
道具7 ルールの見える化
続きを読む