ナイチンゲールは、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るったときに注目されました。患者さんを取り巻く環境が病状を良くしたり悪くしたりすることにはじめて気づいた人だったからです。およそ170年前に出版されたナイチンゲールの「看護覚え書き」は、今でも看護職を目指す人の必読書となっています。また、ナイチンゲールは、『看護覚え書き』は看護師だけではなく、介護や一般の人の生活のためのヒントも記していると言っています。ただ、内容がわかりづらい部分もあり、読むのを断念しがちです。そこで、母親が看護師でいとこも看護の大学院に通っていることから看護に関心のある14歳の中学生の葵ちゃんにもわかるように解説する物語にしています。編・著者は、看護に関する多くの著書のある川嶋みどり氏。執筆には、現在、看護教育の現場で活躍している看護教師が参画していて、それぞれの解説は、単なる解説ではなく、「看護って何?」の問いに対する先輩看護師から後輩看護師へのメッセージにもなっています。
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