絵本出版賞【最優秀賞】
受賞作品ふたりはいつもいっしょ
かなしみを乗り越える いのちのきずな
静かな海のそばのちいさな町でくらす
おじいちゃんと黒ねこのぼく。
おじいちゃんは昨日のことをすぐに忘れてしまいます。
家族を事故でなくし、忘れようとおもいつづけて、
記憶のねじがはずれてしまったのです。
「ぼくの たいせつなもの なんでもあげるから
おじいちゃんの かなしいきおくを けしてください」
ぼくは、まいにち空を見上げておねがいしました。
するとある日、真っ赤な空からふくろうが飛んできて、
ねこがみさまからの手紙が届いたのです。
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