「日本国憲法」が「小さな学問の書」の創刊号。2号が「あたらしい憲法のはなし」です。
この本は、戦後、新しい憲法が制定されたすぐあとに文部省が作った、中学生向けの社会科の教科書です。
文部省のお役人が書いたものですが、今読んでも、その初々しさ、熱い思いに、頭が下がります。
すべからく、今の日本の政治にたずさわる人ならばみな読んでほしい、
とくにお役人の人たちには、爪のあかでも煎じて飲ませたいと思います。
編者の思いは、まえがきに書いてありますが、表紙にその要約をまとめました。
「五十年前、地球は青かった。
だが子どもたち、いまぼくたちが住んでいる地球は、
ガガーリンが見た青よりも、心なし、くすんで見えないか。
唯一の道は、文明と大自然の共生、人間と人間が
いのちを尊重し合って平和的共存を図ること。
ぼくたちに高い志があれば、
地球は悠久のいのちの星として、
青く輝きつづけるだろう。」
続きを読む