沖縄では中国風のお菓子から日本風のお菓子、アメリカ風のお菓子、地の食材を使ったお菓子などさまざまなものが日常的に食べられています。これらのお菓子をかわいいイラスト付きで約60種類を紹介。
お土産品としても有名な「さーたーあんだーぎー」や「ちんすこう」だけでなく、伝統的な琉球王朝菓子に、行事のお菓子、毎日食べているおやつなど、その多彩なお菓子は、手の込んだものから簡単に家庭で作れるものまであります。手軽に作れる8品については簡単なレシピも掲載。
本書より
「おきなわのお菓子」というと、どんなお菓子を思い浮かべるでしょうか。沖縄みやげの定番「ちんすこう」や「さーたーあんだーぎー」は有名ですが、その他にも沖縄には長い歴史の中で食べつがれ、今も愛されている個性的なお菓子がたくさんあります。
沖縄が琉球という王国だった時代、交流のあった中国や日本からさまざまなお菓子の技術も入ってきてさまざまな王朝菓子が作られました。沖縄でサトウキビが作られるようになると黒糖(黒砂糖)を使ってお菓子はさらに発展しました。
そして戦後のアメリカ世(1945-1972)の時代にはアメリカをはじめ外国から舶来のお菓子がもたらされました。甘い甘いチョコレート菓子やカラフルな色のキャンディやグミなどが身近なお菓子として親しまれました。
お菓子屋さんをのぞくとお祝いや法事、年中行事で食べられるも含めて、いつもたくさんのお菓子が並んでいます。祖先を敬い、伝統行事と共に沖縄の文化にとけこみ広く愛されてきました。沖縄のお菓子は、今でも家庭で作って食べられています。
本書では沖縄で生活している私たちが普段食べているなじみのお菓子を中心にとりあげました。人々に愛され、親しまれてきた沖縄のお菓子の世界をのぞいてみてください。あなたの好きなお菓子や食べたいお菓子がきっと見つかるはずです。
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