しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑
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出版社エディターズブログ
2023.12.15
小学生向け料理教室のレシピ『子ども自炊レッスン 小学生から身につく、一生ものの料理』を12月14日に発売しました。料理を遊びとして楽しみながら、テクニックが感覚的に身につく本書は、子どもたちが料理に興味をもってもらうためのはじめの一歩にぴったりのレシピ本です。本書の発売にあわせて、著者で自炊料理家の山口祐加さんにお話を伺いました。
2021年に始まった子どもオンライン自炊レッスン。これまで、5歳から13歳までと幅広い年齢の子どもたちが全国各地から参加する人気レッスンです。(過去にはアメリカやフィリピンなど海外からの参加もあったとのこと!)子どもオンライン自炊レッスンを始められたきっかけについて聞きました。
「私の活動のモットーは“料理する人を増やすこと”です。私自身が子どもの頃から料理を学んだことで大人になってからも楽しく料理を続けられていることから、これから料理を学んでいく子どもたちに“楽しく、自分らしく料理すること”を伝えたいと思いました。」
「子どもの頃は料理とはこうあるべきだという価値観がまだないので、どうやったらおいしくなるかをのびのびと考えられて、失敗も恐れずチャレンジできます。そのような経験を積み重ねることで、料理と親しみ、野生の勘を上手に使いながら料理ができる“料理ネイティブ”に育つと思っています。」
これまで45人以上の子どもたちが参加した、子どもオンライン自炊レッスン。レッスンを通して、山口さん自身にも発見や驚きがたくさんあったそうです。
「例えば生姜焼きは“肉+生姜+野菜一つの組み合わせに炒めて甘辛味をつければ生姜焼きです”と教えました。通常は玉ねぎを組み合わせることが多いですが、なす入りの生姜焼きやきゅうり入りの生姜焼きなど、料理家の私でも想像できないような組み合わせが生まれて毎回発見をもらっています。」
「また、子どもが自分と友達のおやつに卵焼きを焼いて食べていたり、自分で作った唐揚げをお弁当に入れて遠足に持って行ったりなど料理がたまにやるイベントではなく、日常的な行為になっていることに感動します。さらにこのレッスンに参加してから料理の楽しさに気づき、今では週4回も家族の夜ご飯を作っている子や、5人家族の週末のご飯を任されている小学生の姉妹がいるなど、実際に台所の役割を担う子どもも増えていることに驚きます。」
『子ども自炊レッスン』には、こうした子どもたちのオリジナルレシピも収録されています。読者のみなさんにとっても思いがけない発見があるかもしれません!
『子ども自炊レッスン』には約16種類のレシピが収録されています。誰もが聞いたことがあるレシピや、一見すると子どもが作るには難しそうなレシピまで……レシピ選びのポイントとはどこにあるのでしょう。
「普段は大人向けに名もなき日常の料理を教えていますが、料理を初めて知る子どもたちには一度は名前を聞いたことがある家庭料理から作って欲しいと思い、肉じゃがやハンバーグなどを選んでいます。また、鶏ガラから出汁をとって作るラーメンや、素材や味を変えて楽しめるポテトサラダなど、子どもが作っていてワクワクするようなレシピや作り方を探究しています。」
『子ども自炊レッスン』では、作り方の全体像を把握できるようなフローチャートや、工程の写真も多く掲載されているため、調理の手順がわかりやすく表現されています。読みどころがたくさんある本書の魅力について山口さんは
「この本の魅力は、レシピはあくまでも参考例で、一度作ったら子どもが自分の好きな味にアレンジできるところです。この本を買っていただいて、お子さんのアレンジレシピを書き込んで使うことで思い出の一冊になると思います。自分の好きな味が作れることや、素材を比べて実験することで新たな発見があるという料理の楽しさに溢れた一冊になったと思います。」
「料理は自分の食べたいものを自分の手で作り出せるスキルです。このスキルは誰でも持つことができ、自分を幸せにしたり助けたり、人に喜んでもらうこともできる行為です。料理の楽しさは年齢関係なく感じられることです。ぜひ一緒に料理を楽しみましょう!」
出版社からの内容紹介
料理を遊びとして楽しみながら、テクニックが感覚的に身につく!
小学生向け料理教室のレシピを書籍化。子どもに人気のハンバーグやオムライスなどの作り方を、料理の手順がひと目でわかるフローチャートとともに解説します。まずはレシピを見ながらくり返し作って、自分の「おいしい味」を見つけてください。いろいろなアレンジをヒントにして、自分だけのオリジナルレシピが作れます。たまごのゆで時間の観察やだしの味比べなど、自由研究にも役立ちます。