●テミルプロジェクトとは?
「トップパティシエ」と「絵本作家/イラストレーター」と「福祉施設」の恊働プロジェクト。障がい者の凹とプロフェッショナルの凸を合わせることで、いろいろな可能性を広げます。
障がい者施設が作ったお菓子やパンを見かけたことがありますか?それらの多くの商品は、家庭的な味、手作り感あふれるパッケージで、福祉的な価値に重きを置いているため、たくさん売れるわけではありません。その結果、施設で働く障がい者のお給料(工賃)は驚くほど少ない場合がほとんどです。まずはこのお給料をどうにか増やしたい。そういう熱い思いをもった人たちが集まって、このプロジェクトはスタートしました。テミルプロジェクトの商品を購入すると、彼らのお給料に反映される仕組みになっています。
●テミルプロジェクトのお菓子をご紹介します!
テミルプロジェクトから生まれたお菓子とともに、参加されたパティシエ、絵本作家さんのコメントもご紹介します!
どの商品も、一つ一つが本当に魅力的ですね。

今、私はここにいる!仲間がいる!笑顔になれる!幸せが生まれる!いずみの家のマドレーヌ、フィナンシェには、スタッフ一同の希望と夢を乗せて、ひとつひとつ心を込めて丁寧に作り上げました。皆様のお口に、心に、甘〜い幸せをお届けしたい。それが私たちにとっても幸せです。
<いずみの家>
CLUB HARIE 山本隆夫シェフ
「美味しいお菓子を皆さんに食べて頂きたい」という強い思いに、人はみな変わりがないのだと感じました。同じ思いを持ち、同じ目標を持って一緒に取り組めた事に感謝したいと思います。クルーの方々の純粋な思いが詰まったお菓子を、是非皆さんにも感じていただきたいです。
絵本作家 西内としおさん
クラブハリエといずみの家がテミルプロジェクトで手をつなぎました。一つ一つのお菓子に「おいしくなあれ!」というハリエさんから教わった魔法をかけて、パッケージにすることができました。そしてこのお菓子を食べた人が、「おいしい顔」になって楽しい気持ちになってくれたら、この魔法の完成です。
【こむぎっこ】マフィン、ハスカップのコンフィチュール、アイアシュッケ

こむぎっこのみんなはいろんな個性を持っています。そのみんなの個性を集めて、一生懸命、心を込めて焼き上げました。美味しいものを食べてみなさんに笑顔になっていただきたいと思っています。その笑顔を見ることができれば私たちは幸せです。
<こむぎっこ>
辻口博啓シェフ
知的障がい者の方々は本当に純粋で、誠実な方が多い事に感動しました。そんな彼ら彼女達に、お菓子を通じて夢を与えたい、そんな思いで指導しました。障碍者が自信を持って作ったテミルのお菓子を是非食べてもらいたいと思います。
Laundryさん
「誰かに喜んでもらえることは、自分にとっても嬉しいこと」それは誰もが感じることのできる幸せのひとつだと思います。
障がいをもつ方々が作ったお菓子がより多くの人に喜んでもらえ、彼ら自身もより幸せな気持ちになってくれたら嬉しいなと思います。

ぷれいすBeは、その人がその人らしくいられる場所、働ける場所となれることを目指しています。有名パティシエから指導をいただき、こころを込めて作ったお菓子の「おいしさ」は食べる人に伝わっていくと信じて、ひとつひとつを丁寧に作りました。このお菓子を食べていただいた方がHappyになれるようにと願っています。そして、この願いが伝われば、私たちもHappyです。
<ぷれいすBe>
絵本作家 荒井良二さん
精魂込めたお菓子を、ただ真っすぐに「美味しい!」と言って食べてもらいたい!そういう願いを持ち続ける人がプロフェッショナルなんです。さあ!新しいプロたちのお菓子を召し上がれ!
【モンステラ】クッキー (現在は発売しておりません)

私たちモンステラは「障がいを持っていても楽しく働く」ことを目指して活動してい
ます。たくさんの方に食べていただき、たくさんの方に愛されるお菓子を目指し、み
んなでひとつひとつ丁寧に作りました。皆様への感謝の気持ちを大切に、心を込めて
お届けします。
<モンステラ>
絵本作家 いわむらかずおさん
おいしいものを食べると、体中に喜びがひろがります。その喜びのなかに、物語が見
えてきたらすてきです。箱のデザインは、リスがクッキーをくわえて森を元気に跳び
まわっているところです。リスが大好きな山のクルミのように、自然の力にあふれ
た、おいしいクッキーなのです。

たくさんの個性と情熱を一つにし、常に新しいことにチャレンジする。既成概念にとらわれず、より高いステージを目指す。それが、豊生ら・ばるかです。トップパティシエ柴田シェフ指導のもと、本気で美味しい物を、本気の人たちが、本気の力で、本気にお届けする。誇りと情熱で作り上げたスイーツです。このスイーツで、いま、福祉が変わる!社会が変わる!!
<豊生ら・ばるか>
柴田武シェフ
スイーツに対するまなざしは健常者にも負けないくらいで、その取り組む姿勢に感銘を受けました。彼らは熱心にスイーツを学び、社会の一員として頑張っておられます。皆様に沢山の笑顔が生まれることを、パティシエとして応援していきたいと強く思いました。
絵本作家 たしろちさとさん
つくる人と関わった人、みんなのハートでできたスイーツだと思います。私もありったけのハートを込めて絵を描きました。一人一人ができる仕事を一生懸命して、そして一人でも多くの方に喜んでもらえたら幸せです。美味しいものでみんながつながるって素敵なこと!

今回のプロジェクトへの参加は、マザー牧場にとって初めての出来事でした。私たちの牛乳がおいしいお菓子になり、多くの人の笑顔が見られるのはとてもうれしいことです。何よりも、お菓子づくりを通して、障がいのある方々の可能性が広がり、彼らの笑顔が生まれることは、とても幸せなことです。
<マザー牧場>
仕事に人を当てはめるのではなく、人の個性に合わせた仕事を創り出したいと思い、このスイーツを作ることを新たな仕事として決めました。たくさんの人の想いが詰まったお菓子…一つ一つ丁寧に作ることはもちろんのこと、作り手である私たちも日々幸せを感じています。この幸せをお菓子を通じて多くの人に届けられたら、そこから幸せの連鎖が生まれたら、こんなに嬉しいことはありません。
<地域作業所hana>
木康裕シェフ
僕がお菓子作りでいつも大事にしているのは心です。心を込めて作ったものは人を感動させることが出来ると信じているからです。今回のテミルプロジェクトを通じて初めて障がい者の方々と触れ合いました。感じた事は、みんな心が温かい事でした。笑顔や純粋さは人を引きつけます。そんなみんなが一生懸命作ったお菓子達です。みんなの心を感じて下さい。
絵本作家 村上康成さん
健やかな美味しいミルクと卵から生まれたこの、ポルポローネとババロアは、パティシエの木さんと、スタッフみんなのまごころが、すーっと口に溶けていくようでもあります。ぼくのお気に入りのスイーツです。パッケージは新鮮なミルクをイメージした白のベースに、シンプルに健やかな森の仲間たちをデザインしました。どうぞいっしょに、いい時を過ごしてくださいね。
【アトリエ・ポルト】ケーク・オ・フリュイ、バトンマレショー、モナコ

アトリエ・ポルトのクルーはお客様がスイーツを食べて頂き、幸せな気持ちになって頂く事を目標としています。ひとつひとつお客様の顔を想像し、全力でスイーツを作っています。このスイーツを食べて頂いた時お客様の幸せの扉を開いてくれると信じています。
<アトリエ・ポルト>
ロートンヌ 神田広達シェフ
みなさんは、本当に純粋で、明るい方が多く一緒に楽しくお菓子作りをさせていただいています。すごく真剣にお菓子作りに取り組んでいるので、是非そのお菓子たちをお召し上がりください。
絵本作家 Jason Chapmanさん
ステキなスイーツをきれいに包装し、販売することで障がい者の方々を支援する、テミルプロジェクト参加のお話をいただき、とても嬉しく、また光栄に思っています。このプロジェクトは感動的な考えで、他の地域や国にも後に続いてほしいです。

すだちのベジタブルダックワーズは、柿沢シェフとの夢のコラボレーションで誕生し
ました。同じものはひとつもない、個性豊かな表情を見せてくれるお菓子です。たま
ごのようなまんまるだったり、ハリネズミのようにとげとげしていたり・・・そんな
表情を楽しみながら食べていただけたら嬉しいです。みなさまのベジタブルダック
ワーズはどんな表情を見せていますか?
<すだち>
パティスリーポタジエ 柿沢安耶シェフ
初めて「すだち」を訪ねた時、皆さんが温かく迎え入れてくれました。難しくなく
て、でもおいしい、みんなで楽しく作れるレシピを考えなくては!と強く思いまし
た。作る側も食べる側も笑顔になれるよう、みんなで力を合わせて、お客様にお届け
します。いろいろな夢が広がるテミルプロジェクトの「ベジタブルダックワーズ」。
多くの方に召し上がっていただけると嬉しいです。
絵本作家 あだちなみさん
お菓子のプロ、作るプロ、描くプロ、そんなプロフェッショナルな力が集まって、全
員で美味しくなーれと心を込めてつくった、とっても贅沢なお菓子が出来上がりまし
た。ひとくち食べたらきっと、「美味しい!」という言葉と一緒に、ふわっと、やさしくて気持ちのいい空気が流れると思います。
【鞆の津ミュージアム+Cafe】鞆の津生キャラメル

世界的に有名な小山シェフから「生キャラメル」というバトンを受け取り、みんながワクワクするようなキャラメル作りがスタートしました。本格的なスイーツ作りが初めてなスタッフばかりだったので、試作を繰り返し、完成まで時間がかかりましたが、その分みんなの思いがぎゅーっとつまったキャラメルになっています。小山シェフ、スタッフみんなの想いや歴史のある鞆の津をイメージして頂けると嬉しいです。
<鞆の津ミュージアム+Cafe>
パティシエ エスコヤマ 小山進シェフ
商品としてお買い求め頂く以上、プロとして高いクオリティーで、世の中にしっかりとしたメッセージを伝えなければならない―そんな思いにプラスして、地域の皆さん全員が一丸となって取り組める企画で、「キャラメル」という新たなジャンルに挑戦していただきました。「プロ」としての自覚を、創り手としての喜びに変えていただけたら嬉しいです。
シィクリエイティブ
鞆の津の歴史ある街並みの黒い屋根瓦と赤い看板のある風景をパッケージのモチーフにしました。パッケージから生キャラメルを取り出し、口にした時に鞆の津の空気と歴史ある酒蔵を感じて頂けたら嬉しいです。そして、キャラメルの味が鞆の津に行きたくなる様なきっかけの一粒になってくれたらとても嬉しいです。
【ぱすてる】フロランタン、キャラメルナッツのオレンジケーキ、プリン

皆が持っている力を発揮し「働くこと」への意欲が高まるような工房でありたいと思っています。
洋菓子屋さんには多くのスイーツがありますが、皆で丁寧に心を込めて作るお菓子が一番おいしい!と信じています。私達のお菓子を食べていただいた方に喜んでもらい、それを受けて私達も菓子作りの喜びを知る。そういう人と人とのつながりができればいいですね!
<ぱすてる>
マウンテン 水野直己シェフ
みんな笑顔の中で生まれたお菓子たちは、心を癒し元気にしてくれるはず。
・パッケージをデザインする作家
・技術指導するパティシエ
・お菓子を作る障がいのある人
・それをサポートする人々。
テミルプロジェクトは、私たちにお菓子を作る楽しさを改めて教えてくれました。 みんなで作ったお菓子と共に豊かな時間をお過ごし下さい。
絵本作家 長谷川義史さん
ぼくはほとんどお菓子は口にしないのですが、このお菓子はとってもおいしそーで、食べたらほんとにおいしいーです。スキップして出かけたくなりますよ。
さあ、お菓子もってGO!
こどもたちGO!
みんなであしたへ
両手ふってGO!

「絶対にできるから、一緒に頑張りましょう」という和泉シェフの言葉から全ては始まりました。焼きドーナツ、プリン、お菓子の中でも特に難しいと言われるマカロン…不安だった私たちを、シェフは3回にも亘る製菓指導で、技術を惜しむことなく丁寧に分かりやすく伝えてくれました。焼きドーナツ5種類、マカロン4種類、プリンとたくさん種類はありますが、1つ1つの品質をより高められるように、当て木をするなど工夫しながら作りました。そして、またすずらんの家のお菓子が食べたいと思って頂けるような製品に仕上げることが出来ました!ぜひご賞味ください!
<すずらんの家>
アステリスク 和泉光一シェフ
お菓子を通じて皆さんとの出会いに感謝しています。笑顔と愛情あふれるお菓子作りは、きっとお客様を幸せにしてくれるはず。みなさんが真剣に作ったお菓子たちが、たくさんのお客様に感動を与えてくれることを祈っています。
イラストレーター ふじわらてるえさん
あまいお菓子に元気になれる不思議なパワーがあるのは作り手の「おいしいお菓子をつくりたい」と言う真剣な気持ちとお日様みたいにキラキラした笑顔のスパイスが効いてるからなんだなと思います。このパワーが長く長く続くようにやさしい色達で包みたいと思いました。