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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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【新刊ピックアップ】 注目の新刊をご紹介します!

絵本ナビ編集部

2016/06/24

なぜだかどんどん大きくなって、ライオンよりも巨大な体に!この猫どこまで大きくなるの!?

なぜだかどんどん大きくなって、ライオンよりも巨大な体に!この猫どこまで大きくなるの!?

注目の新刊をみどころとともにご紹介します!
気になった作品をぜひチェックしてみてくださいね。
● チビと名付けた小さな猫。なぜだかどんどん大きくなって、ライオンよりも巨大な体に!
おおきな家に、ふたりきりで住んでいるローマイヤー夫妻。
とてもさみしいふたりは、ネコを飼おうと決めます。
出会ったのは、小さすぎてもらい手のつかない一匹のネコ。
ふたりはそのネコを引き取り、チビと名付けました。

ところがどうしたことでしょう。
チビの体はぐんぐん大きくなっていったのです。
ふつうのネコの大きさを越えて、ライオン並のサイズになっても、まだまだ大きくなっていきます。

「チビったら、いったいどこまで大きくなるのかしら?」

ある日ローマイヤーさんの家に、警察官、消防士、ライオンハンターまでがつめかけて大騒ぎに!
あまりにも大きくて危険だからと、檻に閉じこめるためにやってきたのです!
大きくなりすぎたチビは、いったいどうなってしまうのでしょう?

ベッドに寝そべる巨大なネコと、同じベッドで寝るちんまりと小さなローマイヤー夫妻。
そんなコミカルな表紙と、とぼけたタイトルがインパクトばつぐんの一冊。
もしも飼い猫がどんどん巨大になっていったら?
とっぴなアイデアから生まれる、ちょっと不思議でとってもとぼけた物語です。

巨大になってしまったチビにお気に入りのソファを取られて、コーヒー片手に少しむっとしているローマイヤーさん。
ローマイヤーさんの運転する横で、人間よろしくシートベルトをして助手席に収まっているチビ。
ほんとうだったら困るけど、なんだか笑えてきてしまう、かわいいシーンがもりだくさん!

大きくなりすぎたせいで怪物扱いのチビは、ローマイヤー夫妻と平穏に暮らすことはできないのでしょうか?
物語のゆくえをぐるりと変えるのは、大きなネコの、小さな恋─


(堀井拓馬  小説家)

ねこが おおきくなりすぎた ねこが おおきくなりすぎた 」 作・絵:ハンス・トラクスラー
訳:杉山 香織
出版社:徳間書店

ローマイヤー夫婦は、ある日、とても小さな子ねこをもらってきて「チビ」と名前をつけました。ところがチビは、ぐんぐん大きくなって、ライオンくらいになりました。さらに、大きくなったので警察がやってきて、「危険だから動物園へつれていく」と言いだす始末。チビはどうなるのでしょう…? ドイツの著名な風刺画家としても知られるトラクスラーによる、とぼけた味わいのナンセンス絵本。


絵本ナビ編集部

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