ことばの豊かな子をそだてる くもんのうた200えほん ことばの豊かな子をそだてる くもんのうた200えほん
監修: 公文教育研究会  出版社: くもん出版
手遊びうたから人気の童謡まで、200曲を美しいイラストともに収録。歌詞、楽譜付き!

連載

【連載】木村カエラはじめての絵本出版記念連載「私の出会った絵本たち」

KADOKAWA

2018/01/25

【連載】私の曲のベースには、大好きな絵本がありました。

【連載】私の曲のベースには、大好きな絵本がありました。

2018年に絵本を出版する、アーティストの木村カエラさん。絵本ナビでは新作絵本ができるまでを追う連載をスタートしました。
第2回では、木村カエラさんのアーティスト活動を陰で支える、絵本についてご紹介します。
●デビューから一貫して描いている「心」というテーマ
――連載第1回目では、子どものころに大好きだった絵本と、現在お気に入りの絵本を教えてもらいました。今回は、木村カエラさんが曲を作るうえで、とても大事にされている“思い”を表現している絵本作品を伺えたらと思います。

はい。ひとつは『新装 ぼくを探しに』(作・絵:シェル・シルヴァスタイン 訳:倉橋 由美子 出版社:講談社)です。
私はデビューから一貫して描いているテーマがあります。それが「心」。特に、「心の動き」や「足りないものを探す心」をテーマにすることが多いのですが、『ぼくを探しに』は、私が描きたいと思う世界観との共通点がたくさんある作品。この絵本からヒントを得て、曲を作ることも多いです。
――『ぼくを探しに』は、自分の中に足りない「かけら」を探しにいく「ぼく」のおはなし。無駄なものをそぎ落としたシンプルな線が印象的な作品ですね。

この絵本にも出てくる「かけら」という言葉を、歌詞の中で使ったこともあります。特に「ファミレド」という曲は歌詞全体を通して『ぼくを探しに』をイメージしています。「Jeepney」という曲も、「かけら」という言葉こそ出てきませんが、感覚的にこの作品の要素を入れています。

――この作品とは大人になって出会ったのですか? 

いつ、どのような形で出会ったかは忘れてしまったのですが、作品を読んだときは、私が表現したいことを、とてもシンプルな線で分かりやすく描いていることに、衝撃を受けました。
――ほかにも、曲作りのベースとして大切にしている絵本はありますか?

おおきな木』(作・絵:シェル・シルヴァスタイン 訳:村上 春樹 出版社:あすなろ書房)です。この絵本は誰かからプレゼントされたのだと思います。読んだとき、自分が大切にしなければいけないもののことを、とても深く考えました。
――この絵本は、手に取った年齢や、立場によって感じ方が変わる絵本だと思うのですが……。

そうですね。若いころは男の子の気持ちに近かったと思います。そして、想像の中で、「両親や周りにいる人たちは、この木のように無償の愛を私に注いでくれているのかもしれない……」と思いを巡らせることもありました。
大人になった今は、どちらかというと木の気持ち。いつか無償の愛を注いでるものが手元から飛び立ってしまう切なさも感じますが、そこにはたしかな喜びもあります。
『おおきな木』は、私にとって今の自分の気持ちや自分の立場を気づかせてくれるとても大切な絵本です。
この絵本を読むたびに、自分がこの世界の中で何を感じて生きているのかを強く感じます。
『おおきな木』のワンシーン。
――『おおきな木』と『ぼくを探しに』は、アメリカの作家シェル・シルヴァスタインの作品ですね。作家名から作品を手に取ることも多いですか?

絵が好きなので、好きな絵の絵本を手に取ってみるうちに、自然とその絵を描く作家さんも好きになっているということがあるかもしれません。
最近、毎年同じ作家さんのカレンダーを買っているのですが、その方がイラストレーションだけでなく、絵本も描いていることを知りました。
その絵本を読んでみたら、すごく迫力があって、とても面白くて、ますますファンになってしまいました。
――それはどなたですか?

ミロコマチコさんです。
彼女の作品はどれも好きなのですが、特に『オオカミがとぶひ』(作絵:ミロコマチコ 出版社:イースト・プレス)は格別です。
ページから匂い立つような獣感。超アーティスティックな作品なのに、難しさがなくて、直球で心に響いてくる。読むとすごくワクワクします。
『オオカミがとぶひ』は、第18回日本絵本賞大賞を受賞した作品です。
――ミロコマチコさんは木村カエラさんとも年代が近いと思います。
音楽と合わせて絵を描く活動もされているので、話が合うかもしれませんね。
今年、木村カエラさんは絵本を出版されると伺っています。今、どんな気持ちですか?


絵本を作ることは、デビュー当時から抱いていた私の夢なので、作りたいという気持ちはとても強く持っています。
しかし、今までやったことのないことをはじめるのには、踏み出す勇気がすごく必要ですね。
私は今まで、たくさんの素敵な絵本を読んできてしまっているので、「絵本を描くぞ!」と決めた今も、「やっぱり無理かも……」というネガティブな気持ちと「楽しみ! ワクワクする!」というポジティブな気持ちが波のように盛り上がったり、スーッと凪いでいったりしています。

――絵本のテーマは、今までの曲作りと同じ「心」を描くことなのでしょうか?

そうですね。歌を作るときと同じように「心」をテーマにした作品になると思います。
もともと私は、絵本にもなるような世界観をイメージして歌詞を書いているので、歌詞を書くように、絵本の物語も作っていけたらと思っています。
――次回はいよいよ、木村カエラさんの描く絵本の内容、制作中のお話を伺えたらと思います。
今日は本当にありがとうございました。


★木村カエラさんと絵本ナビ・金柿との対談 開催決定!★
対談「子どもたちにすてきな絵本の出会いを」

木村カエラさんと絵本ナビ代表の金柿秀幸。2人が好きな絵本、普段どんな視点で絵本を選ぶかなど、絵本のおもしろさを自由に語り合うイベントが開催されます

日時:2018年2月18日(日) 11時30分〜12時30分
場所:ベルサール汐留 B1F
東京都中央区銀座8-21-1  住友不動産汐留浜離宮ビル

《応募内容》
郵便はがき・インターネットのいずれかでご応募ください。
【はがき】郵便番号・住所・氏名・年齢・性別・電話番号・参加希望のプログラム名・希望人数(2名まで)を明記のうえ、下記までご応募ください。
〒104-8665
東京・晴海郵便局私書箱303号
朝日新聞東京本社メディアビジネス局「築地本マルシェ」係

【インターネット】
http://www.asahi.com/ad/honmaru/

【締め切り】
2018年 1月30日(火)はがき必着
※インターネットは24:00まで
※当選者の発表は招待状の発送をもって代えさせていただきます。
※個人情報は招待状発送の他、朝日新聞グループ(当社、当社グループ企業、ASAなど朝日新聞を取り扱う新聞販売所)が、(1)商品・サービスの配送・提供・案内や改善・開発などの調査(2)催し物案内(3)提携企業など提供の商品・サービス・催し物の案内やプレゼント、アンケート類の送付目的で、当社ホームページに掲載された個人情報保護方針に従い、共同利用します。


※期間内【2018年1月25日から2018年2月21日まで】にご回答いただいた絵本ナビメンバーの方全員に、 絵本ナビのショッピングでご利用いただける、絵本ナビポイント50ポイントをプレゼントいたします。
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