南仏の海辺の町におばあさんと猫が、石造りの家で暮らしていました。ところがある日、おばあさんは亡くなってしまいます。猫は、おばあさんの生まれた北の町に、荷物と一緒に送られました。ひとりぼっちになった猫。おばあさんとの生活を思い出した猫は、ひとり北の町から一緒に暮らした石造りの家をめざして、長い旅を始めます。途中、フランスの有名なエッフェル塔やシャンボール城、ローマ時代の水道橋のポン・デュ・ガール、アルプスのモンブランなどをさまよいます。
油彩の絵がとてもきれいで、また我が家を求めて放浪する猫を描写した淡々としたストーリー展開が気に入ったので、1歳の娘に与えてみましたが、どんどんページをめくってしまい、読み聞かせが追いつきません。でも、よく読んでと持ってくるので、やはり絵の素晴らしさはわかるのですね。もう少し大きくなったらお話もわかってくれるとよいのですが。 (とりおさん 40代・パパ )
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