北海道に住むリスの仲間“えぞももんが”は、秋になると冬を迎える準備を始めます。敵に襲われないように“キツツキ”の古い巣穴を利用します。さらに寒さをしのぐために数匹の仲間との共同生活をします。体をくっつけ合って暖まれるからです。
北の大自然の森の中で生きる動物達の強くたくましい姿を、
手島圭三郎さんの版画で、見事に表現された絵本です。
手島圭三郎さんの版画えほんは、娘のお気に入り。
「綺麗!」と褒める娘。
懸命に生き抜く姿は、本当に美しい。
命の尊さをひしひしと感じます。
えぞももんがの愛くるしさに、娘も思わずにっこり。
でも、ハラハラさせられるところもあって、
娘は気が気ではなかったでしょうね。
みんなの後からついてくる5匹目が大好きという。
この可愛らしい動物達を守るのは誰?
絶滅させるのは誰?と、考えてしまいます。
娘は、このシリーズで、初めて作者に関心を持ちました。
写真が載っていたので、「おじいちゃんだね。」(すみません。。。)
と言っていました。
まあ、珍しいこと・・・
作り手に関心を示すようになったということは、ちょっと成長したのかな?
と、母としては嬉しい出来事でした。 (多夢さん 40代・ママ 女の子7歳)
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