絵本が好きで、絵本の中のクジラやメダカに会いたい坊やが、ある日夢を見た。本著は坊やの夢の中で、海に棲むクジラと、川に棲むメダカが出会うまでの物語である。小さくなりたいクジラと、大きくなりたいメダカ、そしてお話好きの空の会話は続く。「…いまのままがいちばんいいんだよ。それぞれ、いいところがあるんだから…」(本文より)。おたがいに認め合うこと、思いやることなど、さまざまなことを考えさせてくれて、あたたかい気持ちにさせてくれる。子供はもちろん、大人にもおすすめの絵本。
このお話は、お話の中に出てくる男の子の夢のお話でした。うちの子はこの男の子の夢のお話、とっても気に入っていました。海水に住むクジラと淡水にすむメダカが空さんを介してお話をして出会うという流れだったのですが、現実ではありえない組み合わせの二匹が仲良しなのが好きだったそうです。 (イカリサンカクさん 20代・ママ 男の子5歳)
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