小学5年生の主人公・道夫の「だるま」。小学校の高学年か、中学1年生くらいの年頃の主人公・研之介のところに届いた「手紙」の話。
中学1,2年生くらいの主人公ぼくとこうちゃんが主人公の「ひったくり」。春子と真理とミズキ(同級生の小学5年生)が主人公の「ミツバチ」という4つの短編からなる児童書です。
丘修三さんといえば、いろいろな「障害」についてのお話をよくお書きになる作家さんですが、この作品では、いわゆる「体の不自由な障害」を持つ人物は登場しませんでした。
ただ、各編、それぞれの年代で起こりそうな様々な問題を抱えた子どもたちを追ってゆくお話で、一般的な子どもたちにはうなずける部分が多いと思います。
先に描いたように、この物語は、小学校高学年くらいから中学生くらいの、難しい年ごろの子どもたちが主人公なので、
ぜひ、同年代のお子さんに読んでもらいたいです。
うちはとりあえず、上の子の朝読に持って行ってもらうつもりです。
同じボランティア仲間のお母さんが、この本をある中学で紹介したら、(たぶんどれか1編を読んだんだと思います)
泣きだしてしまった子がいたとか…。
読み手、聞き手のお子さんには、すごく自分たちに「似てる」と感じるものがあるのかもしれません。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子10歳)
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