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ちいさなねこ」 パパの声

ちいさなねこ 作:石井 桃子
絵:横内 襄
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1967年01月
ISBN:9784834000870
評価スコア 4.55
評価ランキング 6,562
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  •  第二次安倍内閣の重要課題に「元気で豊かな地方の創生」が掲げられ、地方創生大臣が誕生しました。
     高齢化、少子化、そして産業の空洞化で地方が疲弊していることは従来からいわれていて、そこにスポットライトをあてたのは適切な判断だろうと思います。。
     どう結果を導き出していくか、石破地方創生大臣の腕のみせどころでしょう。
     街は、地方だけでなく、確実に変化しています。
     昭和30年代の風景を探すのは至難のわざです。
     だから、映画評論家の川本三郎さんは昭和30年代の日本映画は文化資料としても貴重だといっています。
     それと同じことが絵本の世界にもいえます。

     石井桃子さんが文を、横内襄さんが絵を担当しているこの絵本は、昭和38年に「こどものとも」に掲載され、昭和42年に絵本になっています。
     だから、ここで描かれている街や車はその当時のものです。
     おおきなへやからとびだしたちいさなねこのお話ですが、ちいさなねこがとびだした蔵のある街など最近ではみかけなくなりました。
     ちいさなねこは自動車に轢かれそうになるのですが、今ならまちがいなく轢かれています。車の量がちがいます。

     そのあとちいさなねこは大きな犬と出合いますが、これも昭和ならではの風景です。
     今なら首輪でつながれているでしょう。こんな大きな犬が首輪もなく街を歩いていたら、まちがいなくおまわりさんが飛んできます。

     大きな犬に追いかけられて樹にのぼったちいさなねこですが、ちゃんとおかあさんねこが見つけてくれて無事に家に戻ることができました。
     微笑ましい母子ねこのお話ですが、文化資料としての価値が高い作品といえます。
     いまの若いお父さんお母さんの知らない街の風景ですから、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に読んでみるといいですね。
     それこそ、「むかし、むかし、あるところに・・・」の昔話になってしまいそうですが。

    投稿日:2014/09/21

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  • 丁寧な絵が素晴らしい

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1963年初版のロングセラー。
    絵に描かれた風景は、家並みといいクラッシックな車といい時代を感じさせますが、そんことは子供には関係なし。
    逆に、丁寧に忠実に描かれた絵は、きっと子供も喜ぶはず。
    こうした写実的は絵が描かれた絵本が、最近珍しくなってきた感もありますので、貴重だと思います。

    お話は、おかあさんねこが目を離した隙に、こねこが外への冒険に出かけてしまうところから始まります。
    外の世界は、子供、車、大きな犬と、危険が一杯で、ハラハラしどうしです。
    最後には、おかあさんねこに助けて貰うのですが、最後の頁では、本当に暖かい気持ちにさせられました。

    猫の親子の関係を、人間の親子の関係に準えているのでしょうが、子供もおかあさんが見守っていてくれることの素晴らしさを認識できることと思います。
    爽やかな読後感が何とも言えない絵本です。

    投稿日:2008/05/05

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  • リアルな猫の姿

    • BENさん
    • 30代
    • パパ
    • 新潟県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    おかあさんねこが見ていない隙に出かけたこねこ。
    子供に捕まったり、車に轢かれそうになったり。
    そして犬に追われ木から下りられなくなってしまい・・・というお話。

    かなり古い感じの絵ですが、発行を見て納得。
    自分が生まれるより前の本でした。
    出てくる車も服装も昭和を感じさせますが、
    それだけ長く読まれているこの本は
    うちの子供達も大好きになりました。
    又、絵本には可愛い猫がよく出てきますが
    この猫はかなりリアルに描かれていて
    子供や犬を引っ掻いちゃう喧嘩早い所なんかはすごく現実的。
    一層子供には子猫のピンチにハラハラさせられるようです。
    助けに来たお母さんからおっぱいをもらうラストも
    ゆったりした気持ちにさせられます。

    投稿日:2006/11/15

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