話題
パパおふろ

パパおふろ(文溪堂)

お父さんと一緒にお風呂に入りたくなる絵本

  • かわいい
  • 全ページ
  • ためしよみ
新刊
PUI PUI モルカー ネコ救出大作戦

PUI PUI モルカー ネコ救出大作戦(フレーベル館)

大人気の『PUI PUI モルカー』ストーリーブック第3巻!

TOP500

夏の雨

パパ・60代・埼玉県

  • Line

夏の雨さんの声

452件中 1 〜 10件目最初のページ 前の10件 1 2 3 4 5 ... 次の10件 最後のページ
自信を持っておすすめしたい ママは1人でも大好き  投稿日:2022/05/08
ママが10にん!?
ママが10にん!? 文: 天野 慶
絵: はまの ゆか

出版社: ほるぷ出版
『西遊記』に登場する孫悟空に、自分の毛を抜いてふっと息を吹きかけると、たくさんの孫悟空が現れるという術がありましたが、わが日本でも忍者の代表的な忍術として「分身の術」が知られています。
 それほどに古来より自分の分身が生まれることが、人間の願いとしてあったということだろう。
 この絵本でも、その願望が描かれています。
 もっともそれを願ったのは、ママ自身ではなく、ちっともかまってくれなくてふくれっ面のおにいちゃん。
 それで、つぶやいたのが、「あーあ、ママが10人いればいいのになあ」。

 そうしたら、本当に10人のママが出てきてしまいます。
 1人目のママはひざにのせてくれるし、2人目のママは絵本を、3人めのママはうたってくれます。
 だから、「今は忙しいの」も言わないし、「あとで」とも言わない。
 面白いのは、美容院できれいになるママやかっこよくお仕事しているママも登場してくること。
 これって、もしかして、ママの願望だったりして。

 作者の天野慶さんが巻末に載せた短文に「子育てをしていると、どうして自分の体がひとつなのだろうと、うらめしく思ってしまうことがある」と、ちらりと本音をこぼされています。
 それで、「忍者修行」に出て分身の術を覚えたいと、ユーモラスに語っています。
 ママはそんなことをちょっぴり考えているんだ、だったら、パパは?
 まさか、逃げ出しの術じゃないよね。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 愛はめぐり、つながっていく  投稿日:2022/05/01
ラヴ・ユー・フォーエバー
ラヴ・ユー・フォーエバー 作: ロバート・マンチ
絵: 梅田 俊作
訳: 乃木 りか

出版社: 岩崎書店
中島みゆきさんに「誕生」という楽曲があります。
 その歌詞の一節、「生まれた時だれでも言われた筈/耳をすませて思い出して/最初に聞いた/Welcom」。
 ここを聞くたびに、そうだ、みんなこんなふうにしてこの世界に迎えられたのだと胸が震えます。
 そうして生まれた私たちはお母さんにだっこされて、お母さんの歌を聞きます。
 この絵本は、そんなお母さんの愛に満ちています。

 「アイ・ラヴ・ユー いつまでも/アイ・ラヴ・ユー どんなときも」と歌うお母さん。
 子供はやがて成長し、いたずらもするようになります。おふろに入るのもいやがったり、悪い言葉も覚えます。
 お母さんも時には「こんな子、動物園にも売ってしまいたい」と嘆いたりします。
 けれど、子供が眠ってしまうと、やはりあの歌を歌っているのです。
 お母さんの愛情はいつまでも変わりません。
 最後にはお母さんは歌も歌えなくなるほど年をとります。
 すっかり大人になった子供が、そんなお母さんを抱きかかえ、歌ってあげます。
 お母さんが歌ってくれた歌は、次に自分の子供にも歌ってあげます。

 この絵本のすばらしさは、愛がめぐって、つながっていくことです。
 「Welcom」と迎えられた子供は、新しい「Welcom」で世界をつなげていきます。
 そこには愛があるはずです。
 時代が変わっても、伝えていかないといけないもの、そのことをこの絵本は描いています。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい この場所で本と出会った子供たちの幸せ  投稿日:2022/04/24
うみべの文庫 〜絵本がつなぐ物語〜
うみべの文庫 〜絵本がつなぐ物語〜 著者: 堀米 薫
出版社: 文研出版
これは、宮城県塩竈市の港のそばにあった「うみべの文庫」という家庭文庫のお話です。
児童向けに書かれたノンフィクションです。
 家庭文庫というのは、個人が自宅と蔵書を開放して、近所の子どもたちに本を貸し出したり、お話をして聞かせたりする、小さな活動のことをいいます。
 「うみべの文庫」は、長谷川ゆきさんという女性が始めました。
 ここには5千冊の絵本があったそうです。
 「あった」と過去形で書いたのは、今はもうなくなっています。そして、活動を始めた長谷川ゆきさんも2018年に病気で亡くなっています。

 長谷川さんが絵本としっかりと出会ったのは、子供が生まれて図書館に通いだしてから。
 この頃、長谷川さんは交通事故で大けがをします。それでも出かけた図書館で、知らない子供から絵本を読んでとねだられたりします。
 それから長谷川さんは読み聞かせ講座に出たり、実際に読み聞かせをしたりして絵本にもっと親しんでいきます。
 そして、家庭文庫があることを知ります。
 そこから何年もかけて絵本をそろえていきます。
 その数が800冊を超えた2011年3月11日、東日本大震災の大きな津波が襲います。集めた絵本はたった2冊をのぞいて、すべて流されます。
 一度はあきらめかけた長谷川さんの夢を知った多くの見知らぬ人の善意で、全国から絵本が集まりだして、長谷川さんはついに家庭文庫の解説という夢をかなえることができるのです。

 そんな「うみべの文庫」がなくなってしまったのは残念ですが、長谷川さんの本の力を信じる思いがこうして一冊の児童書になりました。
 この本のなかの長谷川ゆきさんの笑顔が、とても輝いています。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい やさいのがっこうで、しっかり勉強しましょう  投稿日:2022/04/17
やさいのがっこう キャベツくん おはなになる?
やさいのがっこう キャベツくん おはなになる? 作: なかや みわ
出版社: 白泉社
花が咲いて実になって、それをいただく。
 野菜にはそんなイメージがあります。
 イチゴもそうだし、トマトもそう。キュウリもナスも、ソラマメもそう。
 もっとも八百屋さんで売っている野菜がどんな花をつけるのかあまり見ることはありませんが。
 ところが、そんな生育の順番からちょっと想像ができない野菜たちがあります。
 ハクサイやダイコン、それにこの絵本の主人公でもあるキャベツ。
 なので、キャベツくんは自分に花が咲くって聞いてびっくりします。
 イチゴやトマトの花を見ることも少ないけれど、それ以上にキャベツに花が咲くなんて、キャベツくん以上に、この絵本を読む子供たちにも想像できないかもしれません。

 キャベツくんが通う「やさいのがっこう」には、なんでもよく知っているなすび先生がいます。
 キャベツくんや仲間の野菜たちに、野菜に花が咲く理由を教えてくれます。
 先生によると、キャベツくんのような野菜はおいしい時期に収穫されないと花が咲いてしまいます。
 つまり、キャベツやハクサイは花になる前のものを八百屋さんで売っているのです。
 イチゴやトマトの花以上にキャベツやハクサイの花を見ることはないのは、花が咲く前の一番おいしい時に食べてしまうからなんです。

 この絵本ではキャベツの防虫対策としてキク科のレタスがいいことや春キャベツと冬キャベツの違いなど、なすび先生がさりげなく教えてくれます。
 「やさいのがっこう」でしっかり野菜のことが勉強できます。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい いつか私のふうせんもとんでいくのかな   投稿日:2022/04/10
とんでいった ふうせんは
とんでいった ふうせんは 作: ジェシー・オリベロス
絵: ダナ・ウルエコッテ
訳: 落合 恵子

出版社: 絵本塾出版
できれば、そうならないようにしたいけれど、それは叶わないかもしれません。
 私もこの絵本のおじいちゃんのように、「記憶」という風船を手放すことになるかもしれないのです。
 今の言葉でいえば「認知症」。
 この絵本は、やさしい文章とやわらかな絵で描かれていますが、「認知症」をまっすぐに見つめた作品になっています。

 少年はいくつもの風船を持っています。
 お父さんとお母さんは少年よりたくさんの風船を持っています。
 おじいちゃんは、それよりももっと多くの風船です。
 この絵本で描かれる風船は「記憶」です。
 おじいちゃんは少年に風船の中のたくさんの話をしてくれます。
 おばあちゃんと結婚した時の話だとか。
 そして、少年はおじいちゃんと同じ風船も持っています。
 それは、おじいちゃんと釣りに行った時の「記憶」。
 そんな大事な風船を、おじいちゃんはひとつずつ手放していきます。
 最後には、少年のこともわからなくなっていました。

 忘れるという悲しい症例を、この絵本はやさしく描いています。
 けれど、この絵本には最後救いが描かれています。
 おじいちゃんの風船は、いつの間にか少年が持つ風船になっていたのです。
 おじいちゃんが語ることで、風船が少年にバトンされたのです。
 おじいちゃんから「記憶」は消えていきましたが、その「記憶」を少年が受け継いでいきます。
 私たちはそのようにして、生きるということを繋いでいくのだと思います。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 間違ったってかまわない   投稿日:2022/04/03
教室はまちがうところだ
教室はまちがうところだ 作: 蒔田晋治
絵: 長谷川 知子

出版社: 子どもの未来社
この絵本は一編の詩がもとになっています。
 作者である蒔田晋治さんが中学2年生の担任だった時に生徒に呼びかけた詩です。
 だから、よく読むと、先生の顔が見えるようですし、先生の声も聞こえてきそうです。
 先生の呼びかけにまなざしをむける子供たちの表情も見えてきます。
 蒔田さんは1925年生まれ(2008年逝去)、85年まで公立の小・中学校で先生として働いていたそうですから、この詩もその頃のもの。
 それが2004年に長谷川知子さんの絵と手書きの文字で生まれたのが、この絵本。
 絵本になって、読者層がうんと広がったことは間違いありません。

 蒔田さんはこの詩を中学生の生徒に向けて書きましたが、教室でまちがうことに不安に感じているのは小学生も同じ。
 さらにいえば、教室での生活を初めて経験する小学1年生はその不安が大きいと思います。
 そんな子供たちへ、「教室はまちがうところ」だよ、「はじめからうまいこと言えるはずない」と教えてあげて欲しい。
 世界をみれば、まちがいに満ちている。
 「まちがったって誰かがよ/なおしてくれるし教えてくれる」、世界はそう簡単ではないだろうが、少なくとも学校の教室ではそうであって欲しい。

 この詩のおしまいは、「そんな教室 作ろうや」という先生の熱いメッセージになっていますが、間違ってもおかしくない、正しい答えを互いに出し合う、そんな教室をつくるのは子供たち自身だと、教えてあげて下さい。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい イチゴはやさいですよ  投稿日:2022/03/27
やさいのがっこう いちごちゃんはやさいなの?
やさいのがっこう いちごちゃんはやさいなの? 作: なかや みわ
出版社: 白泉社
イチゴはケーキとかパフェとかデザートとしても人気が高いですが、家庭菜園で育てる野菜としても人気があります。
 栽培の開始は秋の終わり頃、そこから寒い冬を越して、暖かくなる春本番になると赤い実がつくようになります。
 この絵本のタイトルのように、イチゴはスーパーなどでくだものコーナーで売られているので「くだもの」か「やさい」なのかわからない子供もいると思います。
 そんな子供たちのためにも、この絵本をしっかり読んであげてみると、イチゴが野菜だというのがよくわかります。
 つまり、リンゴやミカンのように木になるのが「くだもの」で、イチゴやスイカはそうでないので「やさい」になります。

 ただイチゴはバラ科でもありますから、リンゴとか洋ナシとかは同じバラ科ですから親戚のような関係かもしれませんね。
 絵本の中に「くだものがっこう」が出てきて、そこの先生が洋ナシでしたから、自分が野菜なのか果物なのか悩んでいるイチゴちゃんにやさしく教えてあげるのは、同じ科の親戚だと知っていたからかもしれませんね。

 イチゴと同じ悩みを抱えているのが、アボカド。
 この絵本ではイチゴと反対に「くだものがっこう」から「やさいがっこう」に転校しようとするアボカボくんも描かれています。
 答えは、アボカドは果物。

 イチゴは見た目もかわいいし、甘くておいしい。
 それに今はいろんな品種もあって、なんともうれしい「野菜」です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい それは生きるための魔法の言葉  投稿日:2022/03/13
ぼくは川のように話す
ぼくは川のように話す 文: ジョーダン・スコット
絵: シドニー・スミス
訳: 原田 勝

出版社: 偕成社
なんと美しい絵本だろう。
 絵本でいう美しいは、単に絵がきれいということではないだろう。
 文(この絵本でいえば、それは詩の言葉のようでもある)と絵が見事に合致し、音楽を奏でるようであることだろう。
 文を書いたのはカナダの詩人でもあるジョーダン・スコット。
 彼自身が吃音者で、この絵本は彼自身の体験にそって生まれたものだそうです。

 この絵本の少年のように、朝起きたら「ことばの音」だらけで、しかし、自分にはいえない音があることにいつもちぢこまっている。
 学校に行っても、あてられないように願い、あてられてもうまく口が動かない。
 そんなある日、少年の父親が彼を川に連れていった。
 父親は川を指さして、「あれが、お前の話し方だ」と言う。
 川は泡立ち、波うち、渦をまき、くだけていた。
 「お前は川のように話してるんだ」
 このシーンの、静かに目を瞑る少年の顔がいい。
 光にきらめく川に半身をいれた少年の後ろ姿がいい。

 少年は気づくのだ。川だって、自分と同じようにどもっている。
 でも、その先にあるのはゆったりとした流れだ。

 絵を描いたのは、シドニー・スミス。
 なんと素敵な川を描いてくれたのでしょう。
 スコットが見た川もきっとそうだったように、読者もこの川に自身の姿を投影できるのではないでしょうか。
 吃音者だけではなく、どんな人にも嫌なことであったり苦手なことがあるでしょう。
 そんな時、この絵本の川を思い出し、こうつぶやくといい。
 「ぼくは、川のように話す」。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 「てぶくろ」のような地球になることを祈ります   投稿日:2022/03/06
てぶくろ
てぶくろ 作: (ウクライナ民話)
絵: エウゲーニー・M・ラチョフ
訳: 内田 莉莎子

出版社: 福音館書店
今回のロシアによるウクライナへの「侵略」で、世界地図を久しぶりに見たという人も多いだろう。
 あらためて、チェルノブイリ原発があった場所に気づかされた人もいるだろうし、隣国との関係など、周りが海に囲まれた日本とはおそらくまるで違う国の成り立ちであったり現在のありようだということがわかる。
 ただ、そんな環境でもあっても、人の心はあまり変わらないのではないだろうか。

 ここに一冊の絵本がある。
 絵を描いた人の名前はある。エウゲーニー・M・ラチョフという人だ。
 でも、文を書いた人の名前はない。
 あるのは、「ウクライナ民話」とあるだけ。
 つまり、この絵本はウクライナで昔から人々の間で伝わってきた物語でできているということ。
 おじいさんが雪の道で落とした、片方のてぶくろ。
 そこに、ねずみがやってきて、住処にすることに決める。すると、今度はかえるがやってきて、一緒に住むことになる。
 さらには、うさぎ、きつね、おおかみ、いのししと、たった一つのてぶくろに次々と大きな森の動物たちが住み始める。
 最後には、くままでやってくる。

 てぶくろに住む動物たちが次第に大きなものになっていくのは面白いが、その動物たちが決して殺し合いをしない。
 おおかみが小さなねずみやうさぎを襲うこともできるはずなのに、この民話では争いも侵略も起こらない。
 ウクライナはきっとそんな平和な心をもった国なんだろう。
 どんな民族もともに仲良く暮らせる「てぶくろ」のような地球にできないものだろうか。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい あいさつは素敵な一日のはじまり  投稿日:2022/02/27
ごあいさつ
ごあいさつ 作・絵: ちばてつや
出版社: 講談社
あいさつが好きだ。
 朝の「おはようございます」も好きだし、「いってらっしょい」と送りだす言葉もいい。
 名前も知らないが、毎朝会う人とあいさつを交わせるのも、なんだかうれしい。
 若い頃はあいさつを返さない人がいると、「なんだ、あいつは!」なんてむくれていたが、最近はちょっと違う。
 「かわいそうにな、あいさつをすれば楽しいのに。楽しくなるのに」と、思いやったりする。
 あいさつが苦手な人はいる。
 きっと、あいさつのすばらしい効用に気がついていないのだろう。
 そんな人に、この絵本を読んでもらいたい。

 この絵本は漫画家ちばてつやさんが2008年に初めて描いたものです。
 ちばさんにはお孫さんが3人いますが、カナダで暮らしていたようです。
 遠い国で暮らすお孫さんにあてて、その国の人たちだけではなく、動物や鳥や虫たちとちゃんとあいさつができて、明るく楽しく生きてれることを願って、絵本を描いたと「あとがき」に記されています。
 この絵本ではあいさつの極意のようなものもちゃんと書かれています。
 それが、「目を見て」ということ。
 あいさつは、相手の方とのコミュニケーションのはじまり。その大切なはじまりは、やっぱりしっかり目を見ることです。

 ちばさんの絵のタッチはいつも温かい。
 元気な少年もやさしそうな女の先生も、かわいい女の子も、ちばさんの漫画で見かけたことのあるような人たちばかり。
 ちばさんの漫画にどれだけ癒されてきたか、しみじみ味わえる絵本でもあります。
参考になりました。 0人

452件中 1 〜 10件目最初のページ 前の10件 1 2 3 4 5 ... 次の10件 最後のページ

みんなで参加しよう!えほん祭

出版社おすすめ


全ページためしよみ
年齢別絵本セット