ひぐま」 夏の雨さんの声

ひぐま 作:あべ 弘士
出版社:ブロンズ新社 ブロンズ新社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2025年09月18日
ISBN:9784893097460
評価スコア 4.33
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    • 夏の雨さん
    • 70代以上
    • パパ
    • 埼玉県

    最近クマによる被害をたくさん目にします。
     人が襲われ亡くなることもあったりして、猟銃による駆除も行われたりします。
     あべ弘士さんの『ひぐま』という絵本には、
     ひぐまをもっと知るための、「ひぐましつもん箱」という挟みこみリーフレットがついていて、
     その中にこんな一文があります。
     「母子グマや若いクマは町の近くにやってきて、ときどき事故になったりします。
     クマにとっても、人間にとってもむずかしい問題です。」
     クマの生態をよく知ることも、「むずかしい問題」を解決する糸口になるように思います。

     あべさんの絵本『ひぐま』は、北海道に生育するひぐまの、
     秋から冬にかけての母グマの様子を描いた作品です。
     母グマは秋になるといっぱい栄養を摂って冬眠にはいります。
     何故栄養をたくさん摂るかというと、冬眠中に出産し、穴倉の中で小さい子グマを育てるからです。
     静かな冬の、暗い穴倉で母グマと子グマの会話のなんと微笑ましいことか。
     春を待ちわびる気持ちが伝わってきます。
     そして、春。
     子グマたちが初めて目にする地上の世界の、なんていう美しさでしょう。

     やはりこういう絵本を読んでみると、
     人間とクマの関係が「むずかしい問題」であればこそ、
     なんとかそれを解決できることを願うしかありません。

    投稿日:2025/10/26

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