赤い日 じいちゃんの見た戦争

赤い日 じいちゃんの見た戦争

  • 絵本
絵・作: 長田 真作
出版社: 汐文社

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税込価格: ¥2,750

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作品情報

発行日: 2025年08月01日
ISBN: 9784811332543

出版社のおすすめ年齢:中学年〜
96ページ

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出版社からの紹介

絵本作家・長田真作が、祖父・りゅういちさんから聞いた実話に基づく作品。
りゅういちさんは1945年7月1日から2日にかけて呉で空襲に遭い、友人を失います。
8月には広島に入市しますが、そこで見たものは、誰にも語ることがありませんでした。

ベストレビュー

おじいちゃんの戦争体験

独特な世界を描き続ける長田真作さんとしては異質な大作絵本です。
それだけ、真剣に戦争と向き合おうとした思いが込められている作品です。

死を前に、忘却を前に、長田さんのお祖父さんが語った戦争体験は生々しいものでした。

呉での戦争体験は、何重にも戦争と向き合うことになったかと思います。

私は小学1年生を呉で過ごしました。
呉は以前は海軍の町であり、広島市の直ぐ側にありました。

長田さんのお祖父さんは、そこで空襲の経験し、海上で繰り広げられた軍艦への攻撃を見て、広島原爆とも向き合うことになったのです。

昼間と夜間を切り分けて描かれた絵で、目にした光景と、夜間の苦しみが90ページを超える作品の中に凝縮されています。

空襲を受けて避難した防空壕の中は、ひしめき合う人が助かろうという思いで、修羅場となってしまったことが痛いほどに伝わってきました。
極限の空間ではきれいごとは語れないのです。

海上での戦闘には、身近でこのようなことが行われたことに、戦争に対する諦めのような無力感を深めたに違いありません。

そして広島原爆体験です。
続けざまに戦争地獄を体験されたお祖父さんが、どのようにして戦後を生きてきたか、心に蓋をしてきたか、想像を超えるものが、この絵本で展開されました。

まさに戦後80年の2025年の夏に出版された絵本です。
過去の記憶として留めたいけれど、今世界は同じ過ちを繰り返そうとしているように思えてなりません。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )

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