新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

十二支のはじまり」 パパの声

十二支のはじまり 作:岩崎 京子
絵:二俣 英五郎
出版社:教育画劇 教育画劇の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1997年
ISBN:9784774604091
評価スコア 4.7
評価ランキング 1,764
みんなの声 総数 52
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

2件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  •  「トムとジェリー」はアメリカの1950年代のアニメだが、今でも人気が高い。
     いつもネズミのジェリーに騙されているばかりの猫のトム、そんな二匹によるドタバタ劇だが、猫とネズミの関係はどうも古今東西同じらしい。
     その訳は、どうもうんと昔、神様がその年の代表を動物たちの中から決めると発表したところかららしい。
     ネズミは猫にその集合日を騙して教えて、干支、つまり12匹の動物、から猫がはずされたということで、それ以来猫はネズミを追い回しているのだという。
     もし干支に猫がはいっていたら、人気アニメ「トムとジェリー」は誕生しなかったのだ。

     干支は日本人にとっては欠かせない。
     誕生年を聞く際にも、それだと干支は何何だねと必ずくっつける。同じ干支でも一回り違うんだ(つまり、それだけ年上あるいは若い)というぐらいに、日常的にもよく使う。
     十二支の最初はネズミ。でも、どうしてネズミなの、って誰もが思う。もっと大きくて強そうな動物がいるのに、どうしてネズミから始まるの?
     どうしていのししが最後なの?
     子どもなら一度は考える疑問。
     そんな疑問に答える昔話を絵本にしたのが、この絵本。
     正月ならではの絵本だ。

     今年(2014年)は午(うま)年だが、ネズミから始まる干支の7番めに馬がはいって、そのあとに羊が来るのか、この絵本ではどちらかというとすっとスルーされている。
     足の速い馬なら、もっと上位をねらえたはず。せめてへびよりは神様の門に早く到着したのではないか。
     誰もがそう思うだろうが、これは昔話だから、そう真剣にいっても埒がない。
     ここはひとつ大人の対処で、馬はなんとか7番めと覚えておこう。
     一番最初にこの話を考えた人も、たぶんはそうして干支に猫がはいっていないのかという疑問から始まったのだろうから、足の速い馬であっても、7番めにするもっともな理由は考える必要はなかったのだろう。

     干支から選のもれた動物は猫以外にもいる。
     有名? なところでは狐とタヌキ。蛙なんかもはいっていてもよさそうだ。
     どこかの政党が影の大臣を選んだように、影の干支があっても面白いかも。
     「何年?」「今年の干支の、もぐら。年男なんだ」、なんて。

    投稿日:2014/01/05

    参考になりました
    感謝
    0
  • わかり易い構成です

    最近になって突然、4歳になる娘が「ね・うし・とら・う・たつ・み〜」と何の気なしに口にしていました。特に家では、十二支を話したことがなかったので、多分通う保育園で仕入れてきた言葉だと思います。そんな時、保育園の絵本貸し出しコーナーに本書が置いてあるのに気がつき、借りて来ました。
    なぜ、ねずみが一番で、うしが二番なのか。
    なぜ、ねこがいないのか。
    民話の話の内容を4歳の娘に説明するのは難しいのですが、この絵本はわかり易い構成であるので、説明が簡単に出来ました。
    まだ4歳で内容的にわかっているかどうかはちょっと怪しかったのですが、十二支「ね・うし・とら・う・たつ・み〜」が動物の順番であるっていうことは伝わったようでした。
    十二支の由来を子供へ説明する際には、わかり易い構成である本作品をセレクトするのが良いかと思います。

    投稿日:2005/03/10

    参考になりました
    感謝
    0

2件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり / くだもの

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • はるのおくりもの
    はるのおくりもの
    出版社:日本標準 日本標準の特集ページがあります!
    雪を見たいカエルと見せてあげたいキツネとウサギ。心あたたまるお話を美しい四季の絵にのせてお届けします


ディズニー映画『アナと雪の女王』10周年 本の世界に踏み出そう

みんなの声(52人)

絵本の評価(4.7)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット