持続可能な地球環境を守るということを考える上でも、戦争はあってはならないものだと思うのですが、どうして戦争はなくならないのでしょう。
この絵本で描かれている事例のように単純化すれば、戦争の発端と終結できない構造が、理性を失った暴力にしか見えなくなって来ます。
どちらかが降伏する戦争終結ではなく、ともに終結を考える緊張緩和が第一だと、この本は語っています。
つながるSDGsという追加が、戦争と平和を客観視する大きな補足になっていると思いました。
パートナーシップを考えるという章は、大きな理想目標であり美しく感じられました。
協力し合える国際関係は重要に違いありませんが、その国が抱えている、SDGsに係る諸問題をも考えていかないと、どこかでひずみを生じてしまうのではないかと思いました。
子どもたちの視点で議論を深められれば、この本の本の存在価値が、より高まると思います。