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やんちゃっ子の絵本 (6) だれがいなくなったの?なかなかよいと思う みんなの声

やんちゃっ子の絵本 (6) だれがいなくなったの? 作:スティーナ・ヴィルセン
訳:ヘレンハルメ美穂
出版社:クレヨンハウス
税込価格:\1,100
発行日:2012年08月
ISBN:9784861012273
評価スコア 4
評価ランキング 29,479
みんなの声 総数 2
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  • 親切なとりさんが切ない…

    スーパーで迷子になったこぐまさんのお話です。
    今回のママぐまさんはちょっと迂闊ですね。慣れたスーパーだと思って、自分だけ別の売場に行き、しかもそこでこぐまさんを待っていないなんて…。
    独りでいるこぐまさんを心配して、声をかけ気にかけてくれているとりさん。実は子どもを連れ去ったり、危害を加えたりするような大人は極めて少数派で、多くの大人は、このとりさんのような気持ちの人々だと思います。

    しかし、この絵本の表現は、現代先進国の限界でしょうね。
    このシリーズは非常にリアルに日常を描いていると思うのですが、「悪人=ほとんどいない」「気になるけど遠巻きに見る大人&無関心な大人=大多数」「声をかけて心配するとりさんのような人=少数派」という描き方は、確かにリアルです。
    ところが、この他人に無関心な現代先進国での振る舞いもリアルに再現され過ぎていて、とりさんが気の毒でなりません。
    スーパーの駐車場でうろうろしているこぐまさんをたまらずに捕まえたとりさん。その親切なとりさんの手に噛みついたこぐまさんの振る舞いは、肯定も否定もされません。ママぐまさんが見つかり、苦笑いをしてそっと去っていくとりさんの痛そうな手が気になります。日本だとさすがにとりさんに丁寧にお礼とお詫びを言い、手の傷の心配をすると思うのですが、北欧ではこのような対応がスタンダードなのでしょうか…なんだか、手助けをする方が、誘拐犯と誤解されるので損だという価値観に陥り、ひいては子どもたちが危険にさらされる確率が高まりそうな気がするのは、私だけでしょうか…
    このシリーズ、子ども心を丁寧に描いていて、基本的な部分ではおすすめなのですが、その辺りの文化の違いがちょっと引っ掛かったので、星をひとつ減らしました。

    投稿日:2020/05/23

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