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おきなぐさ・いちょうの実自信を持っておすすめしたい みんなの声

おきなぐさ・いちょうの実 作:宮沢 賢治
絵:たかしたかこ
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1992年
ISBN:9784039635006
評価スコア 4.5
評価ランキング 8,303
みんなの声 総数 5
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  • 素晴らしい景色を楽しみながら読みたい。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    宮沢賢治の短い童話が2作入っているお得感の高い絵本です。
    たかしたかこさんが素晴らしい「おきなぐさ」や、宮沢賢治の童話の世界の風景を描いてくれています。

    「いちょうの実」は単独で別の絵本にもなっていて、こちらは及川賢治さんがイラストを描いています。
    どちらも捨てがたい「宮沢賢治」の世界が描かれているので、そばに置いて、比較しながら読んでみるのも面白いかもしれません。

    たかしたかこさんの「おきなぐさ」の方は、主役のおきなぐさ以外の風景にもとてもこだわりを持って描かれている気がしました。
    手前の方の草花や空の色なども楽しみながら読んでもらいたいな〜と、思います。

    投稿日:2011/12/10

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  • 文学作品に触れる

    • きよぴこさん
    • 30代
    • ママ
    • 栃木県
    • 男の子11歳、男の子9歳

    5年生の読み聞かせに「いちょうの実」を使いました。
    読む前に「いちょうの実ってほかの名前を知ってる?」と聞いたところ全員知りませんでした。「銀杏だよ。」と言ったらみんな「あ〜!!」と言ってましたけど。学校にもいちょうの木があり実がたくさん落ちているのですが、いちょうの実という名前でないから結びつかなかったのでしょうかね??
    読む前に前置きしてよかったです。

    いちょうの実が木から落ちる直前のお話。擬人化していちょうの実が不安や夢を語ります。
    旅立つ不安、お母さんと別れるつらさや悲しさをみんなで乗り越えていこうと励ましあう姿。
    お母さんは悲しみのあまりただ黙って立っているだけですが、一言もなかったからこそ母としての悲しみが伝わります。そして子供たちの会話の中でわかる母の気遣いがより子離れのさみしさを表現しているなと感じました。


    お母さんにべったりだった幼児期を過ぎ、少しずつ親離れしていく子供たち。いちょうの実は木から落ちたら母親のもとに帰ることはできないけれど、人間はいつでも親元に帰ることができる。帰る場所があるからこそ、安心して「親離れ」できる。
    親もこれからさきずっと子供の帰る場所でいられるように「子離れ」しないといけないですよね。


    絵本ですが文学作品なので当然文章量が多いです。
    読み聞かせの間、読むことに一生懸命で子供たちの様子をあまり見る余裕がありませんでした。反省…。
    でも後で私の息子に「今日、お前のお母さんが読んでくれた本面白かったよ。」と言ってくれた子がいるそうで、とても嬉しかったです。
    -----------
    読み聞かせに使った学年:5年生
    子供の反応:★★★★☆(??)
    所要時間:〜10分

    投稿日:2010/11/11

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  • 美しくて哀しくて笑って泣く童話です

    • doruさん
    • 40代
    • その他の方
    • 兵庫県
    • 姪10歳

    賢治は凄いと思いました。銀河鉄道の夜でもそうだけど物語にどこか死の予兆をいれながら、物語を哀しいようで澄明な文章で書いていると思いました。
    このおきなぐさ・いちょうの実もそうです。
    おきなぐさは花になっている間の表現は素晴らしいです。「まるで燃えあがってまっ赤な時もあります」って普通の作家だとここまで書けないと思います。賢治の心の奥には美しい無意識という井戸があって、それを壊れさせないように、詩や童話の物語に注ぎ込んでいるのだと思います。
    いちょうの実も、いちょうのおっかさんから離れるいちょうの子供たちの心情を書いています。でもどこか哀しいような嬉しいような期待と不安と死の予兆みたいなものを感じるのですよね。
    賢治は私の大好きな作家で、美しくて哀しくて笑いたいのだけど泣いてしまうような物語が多いので、小学生の低学年ではまだこの感覚わからないのだと思います。上級生になってから一人で読んだら賢治のよさがわかると思います。

    投稿日:2010/08/10

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  • 賢治の美しい表現に魅せられて!

    たかしたかこさんの繊細な絵と賢治の言葉の表現がマッチしていて引きこまれていきます。

    うずのしゅげはおきなぐさと呼ばれています。私は知らなかったのです。絵本でおきなぐさの事教えてもらいました。

    なかなか愛らしい花ですね! 
    いつも花の下を通る蟻は、「黒く見える時もあるけれど、まるで燃え上がって真っ赤な時もあります。 そして仲間の誰かが病気になった時銀の糸をほんの少し貰って来て静かに身体をさすってやります。」こんなふうに自然の助けを受けて生きているのに感動しました。

    ひばりにもあいました。

    春が終わりおきなぐさは、ふさふさした銀色の房にかわって
    「ひばりさん さようなら」
    うずのしゅげの銀毛は風に乗って飛んでいくのです。
    たんぽぽの綿毛を想像しました。

    賢治は、二つのうずのしゅげのたましいが天の方へいって変光星になったと締めくくっています。

    人間も死んでしまったら、星になるのだと、私も思った事があるので、賢治の気持ちがよくわかるように思いました。

    いちょうの実のお話はいちょうの木のお母さんと実の子供たちとの細やかなお話ですね。お母さんの木かわいそうだなあ〜
    別れの時の悲しさが身にしみこむようでした。
    しんみりとした いいおはなしでした。
    繊細な絵が きれいでした。

    投稿日:2006/11/18

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