話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ

モンタギューおじさんの怖い話自信を持っておすすめしたい みんなの声

モンタギューおじさんの怖い話 作:クリス・プリーストリー
訳:三辺 律子
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2008年
ISBN:9784652079416
評価スコア 4
評価ランキング 32,537
みんなの声 総数 1
  • この絵本のレビューを書く

自信を持っておすすめしたい みんなの声から

みんなの声一覧へ

並び替え

1件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • おじさんの召使・“フランツ”って何者?

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子21歳、女の子17歳

    作者はイギリス人です。
    なので、モンタギューおじさんが「ふしぎな怖い話」を聞き手の少年エドガーにするとき、“お茶”が登場します。
    また、描かれている森や放牧場の風景。館に続く門の形状など、「イギリスっぽい」描写がたくさんありました。
    イギリスの物語が好きな人、イギリスの風土が好きな人にはまずお薦めしたいです。
    それから、作者自身「怖い話大好き」人間だそうで、訳者あとがきを読めば詳しくわかりますが、主人公少年の名前が“エドガー”なのも、おじさんの名前が“モンタギュー”なのも、ちゃんと理由があります。

    さて、プロローグ的な「森をぬけて」のエドガーの語りを読む限り、エドガーは何度もモンタギューおじさんの所へ行っているような印象を受けますが、この本に描かれている物語は、どうやら、1日で語られたもののようです。
    短いお話ばかりとはいえですが、10個もの物語をたった1日で聞くのは、小学生5,6年生の子どもにはなかなか大変です。
    (お話をねだったのはエドガーですが)

    モンタギューおじさんが語ってくれた物語はゾゾッとする怖さを持ったエピソードばかりです。
    しかも、それぞれの物語に登場する品物が、実際モンタギューおじさんの語っている部屋に置いてあるという。舞台効果!
    またデイヴィッド・ロバーツの挿絵が、物語の世界を絶妙に醸し出してくれているので、さらに怖さに深みが増す感じがしました。

    なかでも、一番印象的だったのは、「毛布箱」でした。
    場面展開がドキドキするし、情景がものすごく伝わってきます。
    読んでいれば途中で「もしかして」と思うでしょうが、それも計算に入れて書かれている気がしました。
    最後の方はもう、ヴィクトリア(この物語の主人公の女の子)と一緒に叫びまくりたくなる気分でした。

    1つ1つはそれほど長い物語ではないので、文章を読むのが苦手なお子さんも、「怖いもの」が好きでしたらぜひ一度試してもらいたい作品ばかりです。

    最後になりますが、このモンタギューおじさんの家(館)には“フランツ”という召使がいるのですが、エドガーは一度も顔を見たことがないんです。
    だから顔の描写はいっさいありません。
    描かれているのは、お茶が運ばれてくるタイミングや様子と足音だけです。
    モンタギューおじさんは、“フランツ”のことを意味深な言い方するし、“フランツ”がこの家(館)にとって、モンタギューおじさんにとって何者で、どんな姿をしていたのでしょうか。気になります。

    投稿日:2017/04/17

    参考になりました
    感謝
    1

1件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

しろくまちゃんのほっとけーき / きんぎょがにげた

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

みんなの声(1人)

絵本の評価(4)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット