「のはらのせんたくやさん」 ママの声

幼児向けのしつけ絵本でしょうか。
だからね、顔、歯、手を洗いましょう！という読後の展開になりそうですね。
めんどくさがりやのごろうちゃんに愛想を付かした、
洗面器と歯ブラシと石鹸は、家出して野原でせんたくやさんをはじめるのです。
画面には出てきませんが、ごろうちゃんのお母さんの困った顔が目に浮かびます。
ちょっとでも動機付けに、とかわいい洗面器と歯ブラシを買ってきた、
そのお母さんの想いに共感してしまいます。
だからこそ、こんなかわいいお話になったのではないでしょうか。
そして、洗うことの楽しさがふんわりと描かれます。
親子で楽しんでほしいと思います。

お母さんがせっかく買ってくれたごろうちゃんのせんめんきとはぶらし。
ごろうちゃんがめんどくさがりのために使われないままです。
はぶらしとせんめんきとせっけんがのはらでせんたくやさんを開きます。
いろんな動物がやってきて綺麗になる様子がすごく気持ちよさそうに、そして優しく描かれていて娘には心地よかったみたいです。さすがいもとようこさんのイラストには子供心を捉えますね。
ふんわりとしたやりとりが手を洗うことや歯を磨くことの大事さや気持ちよさを教えてくれますね。

めんどくさがりやのごろうちゃん。
顔を洗う事・歯も磨かない事・手を洗う事・・・
「めんどくさいからいや！」
ってしません。
洗面器と歯ブラシと石鹸がでていっちゃった。
そして、のはらのせんたくやさんになります。
楽しそうな所をみたごろうちゃんは、これからきちんとする事を約束します。
意外や意外。最後の結末は・・・
子供と、え〜？新しいの買ってもらうのかな？っと。
小さい子供からオススメです。
お話はちょっと長いですが、可愛い絵と、優しい、子供に興味がわくお話なので、最後まで聞けますよ。

息子も娘もいもとようこさんの書かれる絵がとっても大好き。
ほんわかしてて、優しい感じのするところがいいのでしょうね。
で、私は、神沢利子さんもとっても好き！！
なので、この絵本、図書館で見つけて、
『絶対借りて読まないと〜！！』と思ってしまいました。

家に帰って、みんなで読んでみると、やっぱり大好評。
息子はじーっと聞き入って、お話の中に入り込んで、主人公の男の子になりきっていました。

娘も、絵がとっても気に入ったようで、たま〜に絵本のそばに来ては、『ちろっ』と見ては、別の絵本を見て・・・を繰り返していました。

息子の『この絵本、買って』リストに入るくらい、魅力的な絵本です。

いもとようこさんの絵が大好きで図書館で借りてきました。絵本の内容は手や歯を洗わない子供のお話だったので対象年齢は２･３歳からかな。でもお話は少し長めなのでじっくり聞くのは４歳ぐらいからかも。うちの娘でちょうど良かった感じです。ラストが予想外だったので娘と驚いちゃいました。