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クリスマスのまえのばん」 5歳のお子さんに読んだ みんなの声

クリスマスのまえのばん 作:クレメント・C・ムーア
絵:ウィリアム・W・デンスロウ
訳:渡辺 茂男
出版社:福音館書店
税込価格:\1,980
発行日:1996年10月
ISBN:9784834013702
評価スコア 4.53
評価ランキング 7,073
みんなの声 総数 18
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  • 絵の楽しさが溢れ出た作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1823年12月23日に、ニューヨークのある新聞社に投稿されたクリスマスの詩。
    作者のクレメント・C・ムーアが自分の子供のために書いたもので、公表の意思はなかったものの、友人があまりの素晴らしさに感銘して内緒で投稿した曰くつきの作品です。
    今回の作品の絵は、ウィリアム・W・デンスロウが1902年に描いたもの。
    デンスロウは、オズの魔法使いの絵を描いたことでも知られています。

    面白いのは、サンタクロースが毛皮をまとっていて、赤の服を着ていないこと。
    サンタクロースのイメージは、1931年にコカ・コーラ社が自社のコーポレートカラーの赤と白に合ったサンタクロースを宣伝キャラクターとして起用したことから世界中に定着したとされており、それ以前は、色々な服を着たサンタが存在していたようです。

    クレメント・C・ムーアの詩を元にした絵本は、邦訳されたものも多々あります。
    1912年 ジェシー・W・スミス、1980年(1999年に新装版) ターシャ・テューダー、最近では、リスベート・ツヴェルガーや、仕掛け絵本でニルート・ブタビバット等、実に沢山の作品が邦訳されています。

    今回、読み比べをしているのですが、この絵本が良いのは、何と言っても絵が楽しさに溢れているということ。
    サンタクロースがお茶目というのも良いし、擬人化したお月様なんて、これが100年以上も前のものとは、とても思えません。
    今見ても、とても斬新な構図で描かれていると、誰しもが思うのではないでしょうか?

    この作品は、絵が他のものよりもマンガチックな分、子供に受けが良いと思います。

    投稿日:2011/07/25

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  • 元祖のクラシカルながら新鮮味のある作品

     原作者は同一で、たくさん同じタイトルの作品が出ていますが、やはり1902年に、ウィリアム・W・デンスロウの絵のこちらの作品が、私の一番お気に入りです。
     日本では、1996年初版本が出ていますが、箱型のカバー、布地の装丁、開いた絵のアメリカ古典的色彩に時代を感じつつ、とても有難い気持ちになります。
     手に入れられるなら孫にまで残しておきたいと思います。

     さて、お話は、作者クレメント・C・ムーアが子どもたちを喜ばせようと「セントニコラスの訪れ」と題する、楽しい物語詩を書き、クリスマス前夜にやって来るセントニコラウス(サンタクロース)のことを語っています。
     4世紀の東ローマ帝国時代小アジアにいた聖人、聖ニコラス(セント・ニコラウス)がモデルです。
     不幸な人々を助け、数々の善行を施したといわれる、徳の高い司教さんです。
     彼の施しの中で、金貨を屋根に上り煙突から投げ入れたため、暖炉のそばに掛けていた靴下から翌朝金貨を家の人が見つけたお話もあります。
     この物語詩が、「クリスマスのまえのばん」として、アメリカの古典となったそうです。
     ベーシックなお話で、余計なアクセントはなく、まさしくイヴの夜のワクワク感が、描かれています。

     サンタクロースも黒いボアの縁取りのコート姿で、白いお髭もそんなにふさふさでも長くもありません。
     でも、これが元祖サンタクロースです。
     5歳の息子に読んだ時に、「サンタさんはだんだんお髭ものびて、コートもあったかな真っ赤なコートに変わったんだよ」なんていらぬ解説をしました(笑)。
     コートが赤色に変わったのは、モデルであるセントニコラウスの司教服の色からとも言われています。
     司教というのは自分の命を投げうってでも人々の幸福に尽くすことが使命、その覚悟を示す意味で血の色の服が正装と決まっていました。

     たくさんの時間を経てサンタクロースは、現在のスタイルになっていますが、元祖のこのクラシカルながらどこか新鮮味のある絵本を、一度は開いて見ることをお薦めします。






    投稿日:2010/11/07

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