最初表紙を見たときは、古い絵本としか思わなかったのですが、車をいじるのが大好きなお父さんを近くで見ている子どもたちは、一目でこの絵本が気に入ったようです。ストーリーも、おじいさんが免許をとりに、自動車学校にいったり、おんぼろの自動車を自分で修理して乗ったり、銀行強盗が出てきたりと、盛りだくさんなので、ちょっと長いかなと思うのですが、3歳くらいからよく読んでいる本です。この主人公のもりたろうさんの、ひたむきさとあきらめない気持ちが大好きになりました。
今は、ピカピカの車でいろんなオプションがあってと、お金を出せばどんな車でも手に入りますが、自分の気に入った形の車種で、そこにいろいろ自分でオプションを付けてと、それを楽しみながらやっているお父さんを少し見直すことが出来た絵本です。
2歳くらいから男の子は興味があるらしく、主人がタイヤ交換・オイル交換等など、車をいじっているときは邪魔になるのに、頭を突き合わせて見ている子どもたちです。機械オンチの私には、ちょっと男のロマンを感じる絵本だなと思いました。