美術に疎い私ですら、「これ、どっかでみたことがあるぞ」という名画、たとえば、モネやブリューゲル、ルーベンスなどの絵が独特の方法で紹介されている本です。絵の中から次のものを見つけてねと各絵に問題があり、探すのがなかなか楽しく、名画版ミッケのようです。探している間に、その絵のディテールを知らず知らずに鑑賞できるようになっています。
絵画の鑑賞って、好きな人は好きかもしれませんが、興味の無い人には、ただただ欠伸がでてしまう存在ですよね。そんな私のような親でも子供には一応、教養としては絵画にふれるチャンスを与えたいなと、自分のことは棚に置き思います。そんな人にぴったりな絵本です。子供と、名画を見ながら、とっても楽しめるのがお薦めです。欲を言えば、もっとサイズの大きい本にしてくれればいいんだけれどなぁ。