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汐見台3丁目

ママ・50代・神奈川県

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汐見台3丁目さんの声

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なかなかよいと思う 金魚が!   投稿日:2025/08/15
あと2時間で新年です〜ちょうのもようのかさとイランの子どもたちのおはなし〜
あと2時間で新年です〜ちょうのもようのかさとイランの子どもたちのおはなし〜 作: ファルハード・ハサンザーデ
絵: ガザーレ・ビグデルー
訳: 愛甲 恵子

出版社: トップスタジオHR
絵本を広げてみると登場してくる3組のこどもたちが、ちょっと困っているんです。一人は、あと2時間で新年を迎えるというのに、床屋さんでなかなか回ってこない自分の番に困っています。次に困っている子は、新年の為に作ってもらった服を取りに行くのですが、呼び鈴が壊れていて、なかなか耳の遠い家の人に気付いてもらえない! 3組目は路上で花を売っている兄妹です。みんなが新年の為に家路を急いでいる中、花を買ってくれる人が現れません。
でも、みんなどうにか、家族で新年を迎えることができます。よかった、よかった。

イランの新年が春分の日だなんて知らなかったし、なんて言っても、私の目を引いたのが、たくさんの人が金魚を手にしているところです。
イランで金魚ってそんなに人気あるの? ペットなの?と
素朴に感じてしまいます。赤い金魚を愛でるのは、勝手に日本くらいかと思っていましたが、その理由が絵本の最後の解説みたいな文に載っていて、ほほうと思いました。
そういえば、遠い昔、「運動靴と赤い金魚」というイラン映画を見たことがあったなぁ。

イランでもお正月には色々なものをそろえるそうです。
国際理解につながる絵本だと思います。

訳者の愛甲さんは、もう一人の方とイランの絵本を日本に紹介する活動をしているそうです。
色々な意味で日本と本当はかかわりがある国なのに、あまりに私たちはイランのことを知らなすぎるので、愛甲さんたちの活動がとてもありがたいなと思いました。
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なかなかよいと思う ハッピーエンドで本当によかった。   投稿日:2025/05/02
図書館がくれた宝物
図書館がくれた宝物 作: ケイト・アルバス
訳: 櫛田 理絵

出版社: 徳間書店
絵本ナビからのメールで紹介されていたので読んでみました。
フィクションなのは分かっているのですが、とても引き込まれ、まるで自分が主人公たち兄妹のそばにいて、すべてを傍観している気分になるほどでした。
双子の兄弟の仕打ちには一緒に腹を立て、さらに次の家庭での貧乏さに胸を痛め、そして住人たちのミューラーさんへの態度に憤り...
最後がハッピーエンドで本当によかった。

日本でも戦時中はこどもたちの疎開があったけれども、イギリスでもあったという共通点、この国でも、未来を担うのは子供達なんですよね。話中のところどころにイギリスの史実も盛り込まれていて、故エリザベス女王が子供だった時に、イギリスの子供たちにラジオで呼びかけた話もでてきます。

小学5年生くらいからがちょうど読むのにいい年齢かなと思います。お薦めです。
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ふつうだと思う エリーゼのために!!   投稿日:2025/04/10
べんとうべんたろう
べんとうべんたろう 文: 中川 ひろたか
絵: 酒井 絹恵

出版社: 偕成社
さすが中川ひろたかさんの話だなとうなずけました。
もう最初から面白いです。エリーゼの為に、あの偉大なる音楽家ベートーベンを文字っただろう“べんとうべんたろう”が弁当を作るために頑張るんです。それも主食のコメは、農作業までやってしまいます。そして、おかずの為に、べんとうべんたろうは世界を旅します。絵も、そのハチャメチャさを体現しているような元気のある絵で、勢いがあって素敵でした。
最後にエリーゼとお弁当を食べるのに、逆にエリーゼに食べさせてもらっているのが、さらに笑えました。ハイセンスなジョークでいっぱいの絵本でした。
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ふつうだと思う あ、このねずみは!   投稿日:2025/04/10
アナトール パリの空をとぶ
アナトール パリの空をとぶ 作: イブ・タイタス
絵: ポール・ガルドン
訳: 石津 ちひろ

出版社: 好学社
あ、この名前、このねずみ! と思って手に取りました。
やはり、あのチーズで大活躍したあのアナトールでした。

今回もスリルありで、それもかなりの大冒険でした。そして、作者?のフランス愛も、とても伝わってくる作品でした。

エッフェル塔から降りてくる時のアイディアや勇気、すごいなぁ。私がねずみだったら、絶対にできないわ。
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ふつうだと思う 1本の植樹から始めた女性   投稿日:2024/10/28
木のすきなケイトさん
木のすきなケイトさん 文: H.ジョゼフ・ホプキンズ
絵: ジル・マケルマリー
訳: 池本 佐恵子

出版社: BL出版
私も木が好きなんで、手に取りました。サンディエゴにあるバルボア公園の「母」と呼ばれるキャサリン・オリヴィア・セッションズという女性の業績が描かれた絵本でした。

サンディエゴは昔は砂漠の町だったなんて知りませんでした。後ろ書きに書いてありましたが、育苗をする地として公園を町から借りる際に、毎年100本の木を公園に植え、300本を他に植えるというのが条件だったそうです。
情熱がなければできないことだなと思います。地球温暖化が警鐘されている今こそ、彼女の業績を顧みる時期かと思いました。
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なかなかよいと思う 靴のにおい、臭い足、やっぱり無理!!   投稿日:2024/09/07
げたばこかいぎ
げたばこかいぎ 作: 村上 しいこ
絵: 高畠 那生

出版社: PHP研究所
題名が不思議で思わず手に取りました。面白かったです。
靴のにおいというか足のにおいの臭さ、本当にたまりませんよね。
我が家の男性陣も本当に強烈で、帰宅後、すぐに足を洗え!と私は怒鳴っているくらいです。
主人公の男の子は、本当に心優しいなぁ。
すらっと読めるので、自分で読むのなら1年生くらいから、読んであげるのなら幼稚園児からでも十分楽しめると思います。
お薦めです。
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なかなかよいと思う ポジティブな遺伝   投稿日:2024/09/07
ぼくのおとうさんははげだぞ
ぼくのおとうさんははげだぞ 作・絵: そうま こうへい
出版社: 架空社
はげのお父さんとぼくの話です。
はげを気にする人、とても多いのに、このお父さんは本当にポジティブで、すがすがしく、格好いいです!
見た目ではなく、色々いいところがあるという見方をみにつけること、とても大事ですよね。クスっと笑えながら、とても読後がさわやかで、お父さん賛歌の話でした。
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自信を持っておすすめしたい ほう!!   投稿日:2023/06/28
オオカミがとぶひ
オオカミがとぶひ 作・絵: ミロコマチコ
出版社: イースト・プレス
まず最初に題名『オオカミがとぶひ』に二度見して、手に取りました。

ミロコマチコさんの感性と迫力のある下手上手(!)な絵にノックアウトされました。
なるほど、オオカミが大空をかけまわったら、びゅうびゅうしそうです。そして、雷がゴロゴロドンドンときたら、大人だと、ゴリラ?とピンときます。そして、それが当たりだと何だか嬉しくなっちゃうし、しかも両開き一面の大きなゴリラに、「おう! ゴロゴロかみなりは、このくらい大きなゴリラじゃなくちゃね」と、思わず頷いてしまいます。

そんな感じで短い文と迫力のある絵で話は進むんですが、
私が一番気に入ったのは、チーターのページです。もう、いいな〜、この感性。雨がじゃんじゃん降って辟易としている時にも、見えないチーターがそこいらじゅうにいると想像すると、ちょっとクスっと気分もよくなるような気がします。

夜の帳を運んでくるクジラにもとても納得できました。
ページをめくるたびに、そうきたか!と笑みがもれました。
が、一つだけ説明のないページがあり、
私は、クジャクは、稲妻なのかと思ったけれど、よく考えてみたら、夜空に輝く星だったんですね。
寝れない僕のページも迫力あって怖いです。

もう何から何まで、ほう!の連続で、とてもとてもよい絵本でした。かなりお勧めです。
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ふつうだと思う 備えよ、常に   投稿日:2023/06/19
2ひきのカエル その ぼうきれ、どうすんだ?
2ひきのカエル その ぼうきれ、どうすんだ? 作・絵: クリス・ウォーメル
訳: はた こうしろう

出版社: 徳間書店
カエルの絵がとても印象的な絵本でした。実はカエル好きなんで、結構、気に入っています。
この絵本を読んで、子供がボーイスカウトに所属していたころのことを思い出しました。ボーイスカウトのモットーに、「備えよ、常に」があります。そのモットーを地で行くような話だったからです。
心配が、その心配を現実にしているという気もしないでもないですが、マジかよ...と苦笑いしちゃうような展開に、いい落としどころかなと思いました。
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自信を持っておすすめしたい Bibileになりそう   投稿日:2023/06/03
メメンとモリ
メメンとモリ 著: ヨシタケシンスケ
出版社: KADOKAWA
ヨシタケ哲学、深いです。
そして、いつものような抜群のセンスのよさ。

Memento Mori(死を忘れるな)というラテン語をもじって、メメンとモリという姉弟をキャラクターにし、人生の先には死があるのだけれども、どう生きるのかも全て自分次第だということ、その肯定も否定も全て自分自身でなすことが結局は人生、みたいなことを、とてもユニークに、ヨシタケさんが呟いてくれてるように感じました。

どんな悩み事や躓きがあろうと、人生をその人の基準で謳歌すればいいんだと改めて教えてくれた本でした。人生の意味とかを考えすぎて底なし沼にはまってしまった人、日々にひたすら疲れ切った人、また色々なことを吸収したいというフレッシュな人、そんなどんな人でも、一度この本を手にとってしまったら、きっと最後まで読んでしまうことでしょう。
1冊手元に置いておきたい本です。
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