生まれてきた子どもがダウン症ダッタことの驚きととまどいから始まる、父親から見た子どもの成長スケッチです。
母親はもちろん、兄も違和感なくダウン症の弟を受け入れての生活は、多少の違和感はあるけれど、当たり前の家族風景のように思えました。
ダウン症を個性として考えられる「絵本」です。
あまり特別視しないことの大切さも感じました。
最初にビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のレコードジャケットをもじったような絵があったり、お城に攻め込んで来る軍隊の絵があったりで、ダウン症の子どもを受け入れる作者の心情が、象徴されていると思います。