6歳の長男に読みました。
メキシコの民話だそうです。いつも他の動物にいじめられていた小さなうさぎが、神様にもっと大きくして欲しいと頼みます。神様はトラとワニとサルの皮を持ってきたら願いを叶えてやると言いますが、そのためにはこれらの動物を殺さなければなりません。
うさぎは持ち前の賢さでそれをやってのけますが、神様は、賢いうさぎを体まで大きくしては他の動物たちに危害がおよびかねないと言って耳だけを大きくしてくれます。
結構残酷な場面もありますし、神様も、自分から条件を出しておきながら、約束を守らないなんて、と思えますが、こんな理不尽さも民話ならではでしょうか。