神沢さんのストーリーにぴったりの片山健さんの絵です。
しーんとした雪景色から、水の音が聞こえてきます。
雪が解けて、しずくがおちているのです。
この音を神沢さんは、「いぬが水をのんでいるような」と表現されています。
雪が解けて、生き物たちが目を覚まし、息吹を感じさせる表現です。
もうすぐ春が来るよって、いろいろな音が変化していっています。
それを女の子が感じているようすがとても素敵です。
好奇心いっぱいの女の子。
ちょっと気が強いけど、いじけたりもして。
きっと共感できると思います。
最後の絵に、片山さんのセンスが光っています。