初めて読みました。
水色を基調とした絵が美しく、硬質で静謐な冬の世界をよく表現しているように思いました。
読んでいて、安房直子さんの「初雪のふる日」に似た雰囲気を感じました。
雪に巻き込まれた子どもが生命の危機にさらされるところです。
水仙月というタイトルのつけ方も美しいですし、雪童子・雪狼などの発想がいかにも宮澤賢治らしく、こんな風なイメージを作り上げることができる才能が素晴らしいなあと思いました。
ただ、息子は読んでいる途中で寝てしまいました。
言葉自体が独特ですし、難しかったかなあと思います。